DIV CHISAオフィシャルブログ「毒彩綴リズム」by Ameba -5ページ目

イケナイKISS

叱咤激励頂いたので1つ。

何かを作って世に出す以上好き嫌い、賛否両論あるのは当たり前で、そこにあぐらをかく訳ではなく、可能な限り沢山の人に響いたらいいなと思っている。
でもその反面みんなが好きなものってのは、みんなが大して好きじゃないものなんじゃないかとも思う。
嫌われるぐらいの個性がないものは好かれもしないんじゃないかってね。ただ、その答えは今は出せない。そんなモヤモヤを抱えながら作っていかなきゃいけないんじゃないかと思う。

勘違いしてほしくないのは、僕らはこのジャンルが物凄く好きってこと。ジャンルの歴史と伝統を継承している硬派なバンドをとても尊敬している。

ただ惰性でそれをやってしまっている人もいるのではないか?
「本当はこういう音楽がしたいけど...」っていう言葉を後輩から良く聞く。
もちろん好きなことをやるためにやりたくないことをやるのは世の常だと思うけど
もっと根本的で原点の話をすれば好きなことやればいいし、逆にやりたくないのにやった程度のものに賛同してくれる人は少ないと思いたい。

話は戻るけど、ビジュアル系っていうものがどういうものか、どうしたらビジュアル系っぽいか知ってるからこそビジュアル系っぽくないものが作れる。
それにビジュアル系っていう固定概念はあくまで諸先輩方とシーンのファンの皆様がが苦悩を重ねて好きなことを突き詰めた道だと思っている。
僕らがやりたいこと好きなことを突き詰めてその跡に道だったりジャンルがついてきたら素敵だなと思っている。

どう感じていただけるは人それぞれで強要はできないし、そう感じたっていうのは客観的事実で受け止めるしかないけど
僕らの話をすれば、盛り上がればいいだけの曲は1曲も作ったことがないです。プログラミングに関しても1人メンバーで、僕らが生み出す音の1つとして大事にしています。
僕の作風上「わかりずらいんだよ!」って言われちゃったらそれまでなんですけど笑  最近の曲も昔の曲も同じ思いで歌詞を書いてます。深読みしてもらいたい仕様というか笑

”倫理規範意識低めのゴシップ”と”あざとくハレンチなドレスコード”に翻弄されながら”ヤラセでもやったもんがち”なのを憂いながら”早熟チェリー”が摘み取られない様に...

”釈明の余地はここ(ライブ)にしかない”と信じて最後は辿り着いた場所から”皮肉をこめた感謝のキス”を贈れるように頑張ってます。

イケナイKISSは自信を持って今のDIVのアンセムだと言える作品になってます!!そんなこと思いながら改めて聴いてもらえたら嬉しいです。