この船が 港に着かなければいいのに
静かな寝息が 永遠にあたしの耳を塞いだまま
この船が 港を忘れたらいいのに
ずっと うたた寝のまま 海の上を漂って・・・
二人して 港を忘れられたらいいのに
優しい肩に 甘えて眠ったまま
それでも、
あなたの肩に あたしは告げた
「ねぇ・・・降りるよ」
港は
悦びよりも永遠に
自由よりも確かに
いつもそこで
船を待ってる
理由など思いつかない
恐れる事すら 忘れてしまう
いつしか一縷の望だけに焦がれて
それは
与えるのでなく
与えられるのでなく
奪うつもりさえ、ない
昼顔のひたむきな欲望
満たされても
満たされても
満たされても…
そんな一途な花びらに
陽射しは優しさなど忘れてしまう
理由などもとからなく
ただ、ひたむきに
望むまま
花は開いて 堕ちる
