ディータDITA:知る人ぞ知るアイウェアブランド

ディータDITA:知る人ぞ知るアイウェアブランド

数多いハリウッドセレブが愛用してるのに、案外知られていないアイウェアブランド、ディータ。ディータを紹介します。

Amebaでブログを始めよう!
ディータDITAを初めて見た時は、本当に驚いた。デザインは

一見オーソドックスなのだけれど、よく見るとスタイリッシュ

なのだ。手にとって各パーツを確認すると、しっかりと作られ

ている。

レンズに歪みはない。フロントとテンプルを繋ぐ智と呼ばれる

箇所や鼻当てと連結する金属のロー付けという溶接箇所もムラ

がない。


それでいて、ブランドロゴは控えめだ。他の有名ブランドの

ようにデザインを破壊しかねない自己主張の強いロゴではない。

後で知る事になるのだが、ディータはむしろ企業戦略として、

ブランドロゴを強調していないのだそうだ。


ブランドロゴだけではない。ディータは、宣伝そのものもあまり、

いや、ほとんどしていないのではないか? 


そんな事があって、私はディータに興味を持った。調べた結果、

いろいろな事が分かった。これは、ディータに興味を持った人間の

ディータに関するレポートになると思う。




ディータDITAを作ったのはふたりの男だ。

ひとりは、Jeff Solorio:ジェフ・ソロリオ。

ひとりは、John Juniper:ジョン・ジュニパー。


このふたりが、ディータDITAと言う洗練されたデザインの

アイウェアブランドを共同で立ち上げ、力を尽くしてきた。


ふたりには写真撮影と画像デザインと言う共通の趣味があり、

そのため小学校以来の友人として成長した。ふたりはフィルム

への情熱と同じようにメガネフレームにも情熱を持ち、1996年

には最初のディータDITAフレームを作り上げた。と言うように、

ヒストリー的はまだ20年も経過していない、若いブランドだと

言える。


大量宣伝と大量生産、大量消費を常套手段とするコンテンポラリー

ビジネスが蔓延する資本主義の世界で、ほとんど宣伝をしないと言う

哲学?を持つこのふたりは、一体どのような戦略を取ったのだろうか?


ふたりは、50年代から80年代のヴィンテージフレームに

霊感を受け、洗練された時代に相応しいアイウェアを

開発する計画を立てた。写真画像のデザインとアイウェア

のデザインにふたりは自然な共通性を感じたのだ。


しかも、最先端のマテリアルとシェープを採用したので、

ディータDITAは、そのデザイン、見栄え、フィット感で

評判になっていった。


ジェフとジョンには、ある考えがあった。ディータDITAには

デザインそのものに特徴がある。デザインそのものが装用者の

スタイルのアイデンティティを保証している。ならば、ブランド

ロゴを過度に強調するのではなく、むしろ目立たないようにする

事こそが、装用者のスタイルに貢献するのではないか?