先日酔っぱらった友人に「好きって何??」と聞かれて
とっさに答えたのが
「嫌なところたくさん見て、むかついてしょーがないのに、それでも離れられないこと」でした。
本当に反射的に答えたので、自分の口から出てきた言葉に「ほう」と関心をもつ。
んで、また別の日に「どういうひとがタイプ?」と聞かれ
これはしばらく悩んだものの
「ザキヤマさんみたいなひとかな」
「え??なんで??」
「かっこよく見せることよりも、みんなに笑ってもらおうと一生懸命なところ」
私が、別れた彼のことを好きになったのも
「嫌われ役になって、ほかのひとが言えないことをはっきり言ってくれるから」でした。
私が好きな本『悪人』も
「誰かのために悪者になれる強さ、やさしさ」が身震いするほどかっこよく思えたからです。
こう見ると、共通しているのが「誰かのために自分を犠牲にできるひと」なんですよね。
私がそうなりたいと思う姿なんですよね。
同時に、私ができないことなんですよね。
たとえば、ほかのひとのミスで、私が叱られたとしたら
「私じゃない!」って言いたくなるじゃないですか。
そこまではっきり言わなくても「私は確認しました」とか言っちゃう。
何か褒められるようなことをしたら、誰かに見てほしくなるじゃない。
みんなを笑わせる道化に徹しきれず
主役になりたい欲求も顔出してしまう。
それをさ、おとなになれるひと、素敵ですよね。
江頭2:50さんみたいな。
みんなが笑ってくれれば、それでいい。
そんなひとに、私はなりたい。



