みなさん、こんにちは!

引き続いてSHDL(上海ディズニーランド)の感想をまとめていきます!

今回は、前回ご紹介した「パイレーツ・オブ・カリビアン バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」と同じエリアにある海賊スタントショー「「アイ・オブ・ザ・ストーム:キャプテン・ジャック・スパロウのスタントスペクタキュラー」の感想を記していきます!

 

パークのネタバレ満載なので、実際に行って確かめたい!という方はブラウザバック推奨です!

 

 

 

 

 

 

 

ショーについて

こちらのショーは全パーク内でも唯一の「海賊スタントショー」。演者さんたち(全員中国人の方)がパイレーツ世界のショーは立派な洋館の中で行われます。劇場(ステージ)の前に30分前後、前説のようなものが行われ、その後に奥の劇場へ案内されていく、大きく分けて二つの部に分かれたショーです。

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでお馴染み、ジャック・スパロウが登場するショーですが、全編が中国語で進行します。中国語がわからない私はセリフも何を言っているかわからず、登場人物たちの名前もわからないのです!!w

そのため、これ以降の詳細な物語の展開は、舞台を見た上で「こういう展開になっているんだな」と想像した私の考察となっておりますので、実際の展開とは異なっているかもしれませんので、ご了承ください!!!

 

 

ショーに登場する人物たち

このショーでは、もちろんジャックは登場しますが、それ以外はオリジナルキャラクターが多く登場します。そしてやはり中国語がわからないので、正式な彼らの名前がわかりません!!ですが、話の展開はなんとなーく理解できるので、ここでは仮名で表記させて頂きます。

 

ジャック・スパロウ

ご存知、自由を愛する孤高の海賊。ブラックパール号の船長ですが、かつて一等航海士だったヘクター・バルボッサによって反乱を起こされ、船を奪われていました。このショーではブラックパール号を取り戻しているのかどうかは不明でした。(もしかしたらショーの中で説明があったかもしれません…)

ギブス君やマーティなどのお馴染みの部下はショーには登場していません。

 

令嬢

このショーで唯一の女性。赤みがかった茶髪が特徴的です。後述の「貴族風の男性」の娘かと思います。(妻にしては若いような気がしました)

お淑やかそうに見えますが、本性は凶暴らしく、一瞬素の顔を見せた直後にハッとして笑って誤魔化すシーンがあります。

 

貴族風の男性

ショーが行われる洋館の主のようです。白いカールのカツラに派手で煌びやかな貴族風の衣装、異様に明るくテンションが高い男性。

海賊たちとはなぜか繋がりがあるようで、彼らとのやりとりは笑顔が混じり、仲良しに見えます。

 

赤白ボーダー帽子の海賊

メインとなる海賊の一人。ジャックの部下のようです。赤白ボーダーの帽子を被り、ベージュのベスト、白いシャツの海賊。一番最初に登場する海賊のうちの一人で、明るくひょうきん者の様子。途中から海軍将校のコスプレ?をし始め、笑いを誘うコメディリリーフのようです。

 

ネイビー上着の海賊

メインとなる海賊の一人。ジャックの部下のようです。黒い海賊帽にネイビー色の長い上着を着た容姿。個人的にはメインの海賊の中で一番海賊らしいファッションだと思います。後述の「眼帯の海賊」と共に司会進行、狂言回し的な立ち位置にいるようで、ゲストに「ヨーホー!」の掛け声を煽ってきたりします。

 

眼帯の海賊

メインとなる海賊の一人。ジャックの部下のようです。ネイビー上着の海賊と共に司会進行ポジション。途中で銃を放ったり、ムチを使ったりなど、すごい音担当?

 

アジア風衣装の海賊

後半からよく登場する海賊。ジャックの部下のようです。他の海賊がカリブ風?のよく見かける海賊衣装の中、彼だけがアジアンテイストの衣装です。映画第3作目「ワールド・エンド」に登場するサオ・フェンの部下たちの中に居そうです。

 

英国海軍

映画でもお馴染みの英国海軍が登場します。衣装も映画の時と同じ、一般兵士は赤い上着が特徴的。

 

 

第1部(前説)の詳細

洋館に入ると、広いホールが広がっています。横に長く、天井も高い上にまわりは細かな装飾がされていて結構感動します。

こちらの写真はiPhoneのパノラマで撮影したもの。かなり広大なホールで大人数を収容できます。

第一部(前説)はこのホールで行われるので、ゲストは立ち見で30分ほど寸劇を見ることになります。ちょっと足が疲れます…。しかし、前説が始まるとそちらに集中するので個人的にはあまり苦痛ではなかったです。

写真右側にある2階部分がある箇所の1階と2階からそれぞれ「赤白ボーダー帽の海賊」「ネイビー上着の海賊」「眼帯の海賊」が現れ、ゲストに挨拶してきます。そのうち、2階から「貴族風の男性」が現れ、これまた挨拶してきます。どうやら、貴族風の男性はこの館の主のようですが、なぜか海賊たちとは仲睦まじく会話しています。てっきり海賊たちがこの館を襲撃したのかと思っていましたが、もしかすると海賊と繋がりがあり、そこで儲けた男性なのかもしれません。いやむしろ海賊なのか?

 

次に、2階から緑の豪華なドレスを纏った「令嬢」が現れます。その登場に海賊たちが色めきだち、どうやら令嬢は海賊たちの憧れの的の様子。

にこやかに笑いかける彼女ですが、一瞬ですがきつそうな顔を見せます。

その後、赤白ボーダー帽の海賊がなぜか海軍将校の帽子をかぶってやってきます。海軍将校になりすます気でしょうか。 

すると仲間のはずの眼帯の海賊が突然、銃をブッ放ちました。その音がわりとデカくて思わず小さく「ひぇっ」とつぶやいてしまいましたw

 

眼帯の海賊は、海軍将校ぶっている赤白ボーダー帽の海賊を文字通り、海軍扱いして狙い始めたようです。はたしてこれは本気なのか冗談なのか。

2階で追いかけっこが始まり、赤白ボーダー帽の海賊が壁に飾ってあった木製の剣を抜いて眼帯の海賊を追い詰めますが、今度は眼帯の海賊が刃がギラリと光る真剣を向け、形勢逆転。赤白ボーダー帽の海賊が拳銃を向けますが、眼帯の海賊は逃げるふりをして別室から大砲を持ってきました!これには赤白ボーダー帽の海賊も退散。それでも眼帯の海賊は追いかけて二人は別室に。次の瞬間、ドカン!という音と共に煙が漏れてきます。どうやら本当に放ったらしい。

 

しかし、無事だったようで半泣きの赤白ボーダー帽の海賊は、眼帯の海賊と彼が呼んだ他の海賊たちによって追い詰められてしまいます。2階の中央部分で捕まった赤白ボーダー帽の海賊ですが、もがいているうちにズボンが脱げてパンツが見えてしまいますが…その柄がまさかの英国国旗で、他の海賊たちは思わず敬礼。パンツまで海軍将校か!!!

その後、赤白ボーダー帽の海賊は袋詰めにされてピンチになってしまいます。そこで眼帯の海賊とネイビー上着の海賊がゲストたちに向かってお馴染みの挨拶「ヨーホー!」を言うように語ってきます。

その時の語りかけが「イー、アル、サン!!!ヨーホー!!!」でした。(中国語で「1、2、3!!!ヨーホー!!!」という意味ですね)

ゲストたちも大声で呼びかけました。

 

そこに、貴族風の男性が慌てて再登場し、袋詰めにされていた赤白ボーダー帽の海賊を救出。やはり仲間なのでしょうか…

その後、貴族風の男性も交え、海賊たちは再び話し始めます。会話後、海賊たちはゲストになにやら話し始め、眼帯の海賊はなぜかムチを取り出し、地面に向かって打ちます。その音がこれまた大きな音でビクッとなります…。

この後、ゲストは奥の劇場へ案内され、第2部が始まることになります。

 

 

第2部(本編)の詳細

第2部のショーは舞台で行われるものなので、写真撮影はしておりませんでした。

 

劇場は、TDLの「ミッキーのフィルハー・マジック」の劇場と同じくらいの大きさでしょうか。小さすぎず、大きすぎず。舞台の前に座席があり、中央と左右、3つのエリアに分かれているので自分の好きな席に座ります。(とはいえ、前の人に続いていくように座っていくのが多かったです)

私は2回観て、どちらも中央エリアのほぼ中央席に座ることができました。が、後述のある一件から、どちらかは前の方の席に座りたかった…!人気席のようですぐ埋まってしまいました。

 

舞台の垂れ幕は海岸が描かれています。上部には「TEATRO FANDANGO」の文字が。翻訳してみたところ、「TEATRO」は「劇場」、「FANDANGO」は「スペインの陽気な舞踏の一種」という意味らしく、合わせると「スペインの陽気な舞踏劇場」ということでしょうか。

垂れ幕に描かれている海には、よく海洋地図などの海に描かれている竜のような魚のような生き物、シーサーペント(オオウミヘビ)のようなものが描かれています。結構浅瀬に居るのでわりとこれ浜辺に近づいてね?とは思いましたが、まああくまでもゲストに見えるように描かれていると思いますので仕方ないかな!?

 

舞台上にはすでに貴族風の男性、眼帯の海賊、ネイビー上着の海賊、そしてもう一人別の海賊(アジア風衣装の海賊)が居ます。

ゲストが全員着席すると本編が始まり、貴族風の男性にスポットが当たり、ゲストに話しかけてきます。貴族風の男性の指示?で、海賊たちが浜辺にある木を持ち上げたり、水色の布をなびかせておそらく波を表現したりします。この浜辺は貴族風の男性の所有地のようです。

そこに再び令嬢が登場。…ですが、先程とファッションが違い、袖がひらひらとした白いブラウス、水色の鱗のようなひらひらしたスカート…の下から人魚?シーサーペント?のような緑色の尾ひれが。ティアラも頭に乗せている辺り、人魚姫をイメージした格好でしょうか。しかし下半身の尾ひれが違和感!!!カキワリ感といいますか、文化祭感といいますか。明らかに付けたような尾ひれ!!!「ハァーイ♪」と愛想よく笑みを見せる令嬢。これは可愛い…のか?いや上半身は可愛いけれど!!

 

さらに、赤白ボーダー帽の海賊が今度は帽子だけでなく服装まですべて海軍将校になり、さらに左右に2体ずつ棒を使った操り人形を連れて登場。どうしたこの人…!しかも、中国語ですが、聞き覚えのあるミッキーマウスマーチ的なイントロと共に現れ、会場は爆笑。この人は完全にお笑い要員ですねw

 

今度は貴族風の男性がなぜか元の服と同じ色の海賊衣装になり、下半身に海賊船を付けた状態で現れました。海賊になってるーーーー!!!口ずさんでいるのは「ヨーホー」の歌。楽しそうです…。本当にこの人は海賊なのか貴族なのかわからないw

 

この現場に3人、仮装した人がいる現状ですが、突如、劇場内がうっすら暗くなり、垂れ幕にある一人の人物のシルエットが映ります。

シルエットだけでわかるーーーーー!!!!このシルエットは知っているーーー!!!!彼こそが海賊!!!!

そこでゲストたちは大興奮。私も大興奮。ゲストたちの上部、ロープに掴まり、我らがキャプテン・ジャック・スパロウが登場しました!!!

ジャックは舞台に降りると、海賊たちは背筋を整えて3人並び、ネイビー上着の海賊が敬礼していることから、やはり彼らはジャックの部下のようです。そしてジャックはなんと客席に降りてきて、ゲストになにやら話しかけます。前列の席にいるゲストに話しかけるようで、これが前列席人気の理由の一つのようでした。これは嬉しいw

 

ジャックが二人ほどのゲストに話しかけると、舞台上に残っていた令嬢が叫んでジャックを呼びます。腕を組んで不貞腐れている様子から見ると、放置されて不満だった様子。

ジャックも海賊たちも舞台に戻り、特に海賊たちは令嬢のご機嫌取り。すると、令嬢は突然ティアラを放り投げ、なんと下半身のスカート部分をベリベリッと破ります。そこに現れた令嬢は、なんとコルセットを巻き、タイツ状のズボンにブーツ、女海賊のファッションになりました!!!うおおおお!!!

映画第5作「生命の泉」のヒロイン、アンジェリカの上着を取った状態の姿に似ています。その衣装に海賊たちはメロメロでべた褒めしているようですが、令嬢はそれもご不満らしく、一喝した後にネイビー上着の海賊の顎を殴り上げ、アジア風衣装の海賊の顔面も殴り、眼帯の海賊の股間を蹴り上げるといった男顔負けなほどの恐ろしい一面をのぞかせます。(もちろん殴ったり蹴ってているフリに、SEの音声が足されている仕様)

そして眼帯の海賊が持っていたムチをバシーン!と地面に打ち、その姿はまるで女王様。それにはジャックも少しびっくりした様子。

ですが、少し移動した令嬢はゲストに向かい、笑顔で手を振ったりするなど、凶暴なのは海賊たち相手のみの様子。ドレスを着たお嬢様から女海賊への変身と気の強い態度は映画第1作〜3作目までのヒロインだったエリザベス・スワンを彷彿とさせます。

 

その後、何やらジャックと海賊たちで話に行き違いがあったのか、海賊たちはジャックを捕まえ、再びロープにくくりつけ、ゲストたちの頭上をぐるぐると飛ばします。ジャックって毎回仲間運が無い…。しかし、ぐるぐると回った後、ジャックは再び舞台上に戻ってきました。どうやら、ジャックが財宝のありかを知っていると見て仲間たちで問い詰めているような状況。

 

次の瞬間。舞台を降りた地点の左右から複数人の掛け声が聞こえてきます。舞台上でジャックや海賊たちが困惑していると、現れたのは…これまた映画で見覚えのある制服を着た男たち。黒い帽子に赤い上着、白いズボン、黒いブーツ。

英国海軍!!!!!!英国海軍でないか!!!!!(当時のわたしの心境)

パイレーツシリーズではお馴染みの英国海軍の兵士たちが現れました。おそらく海賊、特にジャックを捕まえに来たのでしょう。

そして、壮大なBGMが聞こえたかと思うと、客席の右側と中央の間の通路にいつの間にか立っていた人影にスポットライトが当たります。

やはり見覚えのある服。海軍将校の証である帽子に青い上着。ま、ま、まさか。

提督!!!??ジェームズ・ノリントン提督かーーー!!!!!??(当時のわたしの心k)

そうなのです、おそらく彼は映画第1作目「呪われた海賊たち」ではウィルの恋敵であり、終盤で見事にドーントレス号の戦いでブラックパール号の船員たちに勝利し、第2作目「デッドマンズ・チェスト」では見るも無残に落ちぶれた格好で再登場し、第3作目「ワールド・エンド」では再び地位を取り戻すも、愛するエリザベスを逃がすため、誇りある死を遂げたあのジェームズ・ノリントン提督ではないかと思われます!!!

何度も申しますが、私は中国語がわからない上に、演じている方も中国人の方なので、正直彼が本当にノリントン提督なのかは最終的はわかりません…!しかし提督だと考えるととても興奮するので、提督だと思いたい!!

 

提督は舞台上に上がると、兵士たちにジャックを捕まえさせます。その際、流れているBGMは映画第1作目でジャックがエリザベスを人質にして提督や総督たちの前で帽子などを身に付けさせていく時の曲なので、いやもうこれ絶対提督であってほしい…という思いで観ておりました。

提督が兵士たちに命令すると、なんと客席の左右の壁から大砲が姿を現します。兵士たちはジャックを客席の右側の通路に立たせ、大砲で狙い撃ちをするようです。そして提督の命令で砲撃が開始され、あたりはスモークに包まれ、暗転します。その時のスモークの量が半端ない…

 

劇場内に、これまた映画第1作目の終盤で処刑から逃げ、高台から落ちたジャックのもとにブラックパール号が迎えに来るシーンのBGMが流れると共に、暗転したまま舞台の垂れ幕が上がると、そこには壊れた船が収容されたドックまたは港?のセットが現れます。おそらく先程の大砲によって壊れたのか、背景のレンガの壁は大きく穴が開き、そこから大海原と少し曇りがかった青空が見えます。(背景の海と空は映像です)

先程の砲撃でジャックも海兵たちも提督も海賊たちも無事だったらしく、ジャックは改めて絞首刑になるようで、縄が準備され、ジャックの首に巻かれます。令嬢は必死に止めようとしますが、軽くあしらわれてしまいます。

 

そこで令嬢は少し高台になった岩場に登ると、ゲストたちに向かって呼びかけます。なんと言っているのかはわかりませんが、スポットライトが当てられ、勇ましく叫ぶ様子は映画第3作目で、エリザベスが、デイヴィ・ジョーンズとの決戦にカリプソの力なくして挑むことに怯んだ海賊たちに向かって海賊の誇りと戦闘準備の強い意志を叫んだ姿によく似ています。

令嬢の呼びかけにジャックの部下の海賊たちもジャックを救うことを決意したらしく、「ヨーホー!!!」の叫び声と共に海賊たちと海兵たちによるスタントありの戦闘が始まります。

 

ジャックは首吊りの縄から脱し、かなり高い位置で海兵と一騎打ちに。その結果、海兵は高い位置から落とされてしまいます。いやあれ結構な高さだと思うのですよ!!!

提督が高台にいるジャックを銃で狙いますが、それを令嬢が阻止し、その際に提督はまず彼女から始末しようとします。それを救うため、ジャックは高台から壊れた船の帆を滑り台代わりにして飛び降り、提督もまたジャックに向き合います。

このあたりからBGMが第1作目でジャックがバルボッサと手を結んだと思わせ、死の島でウィルに剣を投げ渡し、次の瞬間にはバルボッサと戦闘を始めるあの戦いが始まる際の曲になります。これを聞いた時点で「あっ始まるのね!バトるのね!!」と体が反応してしまうのは映画の観過ぎでしょうかねw

 

そこからはそれぞれ、海賊たちと海兵たちが一騎打ちを始めますが、メインテーマが流れる中での戦闘は本当に鳥肌ものでした。それぞれの戦闘が始まりますが、ワイヤーを使い、大砲に飛ばされる海兵の演出などが目を見張ります。日本ではこれはなかなか見れない演出では!?しかしパイレーツ世界の海兵たちはほんと大変な目に遭いすぎでは…!!!

 

そうこうしているうちに背景の空の雲行きが怪しくなってきます。雷が鳴り始め、わりと近い位置で竜巻が発生しているのが見えるのです。このままでは彼らが戦っている現場に到着するでしょう。

舞台上から海賊たち、海兵たちが居なくなると(戦いの場を移して戦っているようです)ジャックがこっそりと舞台上の中央近くにあるひとつのタルに寄ってきます。そのタルを調べると、なんと中から抱えられる程度の宝箱が。どうやら宝はここに隠していたようです。

ですが、そこに帽子と上着を脱ぎ捨てた提督登場。すごい執念だ。さすがは提督だな!!提督はジャックに向かい、剣を構えて追いかけますが、そうこうしているうちに竜巻がやってきてしまいました!!!!

そこからがこのショー最大の見所!!!!

舞台の右側に装置があり、そこから勢いよく風圧が上部へ向けて上がっており、その中にジャックが巻き込まれます!!

いわば、室内スカイダイビングといったものです。

 

以前、テレビで、日本でもこの「室内スカイダイビング」ができる施設があるというのを見たことがありますが、このショーではそれをありと広い範囲でやっているのです。しかも天井が無い!これがショーの名前の由来になっているようです。

このショーのタイトル「アイ・オブ・ザ・ストーム」のストームとはこの竜巻のことなんですね!!タイトルフラグ回収ーーー!!!

 

さらに提督がジャックを追いかけ、その中に!!ふたりは風圧の中でぐるぐると回りながらも格闘しています。これはすごい!!!ふたりとも、竜巻の中に巻き込まれているという演出ですが、これは今までに見たことがない!!!

ちなみにこの竜巻シーンの際のBGMはまたまた映画第1作目で、バルボッサたちがアステカの呪いでゾンビ化した姿を初めてエリザベスの前に晒した時のあの激しい曲です。

 

その中でジャックも提督も姿を消してしまい、残された令嬢がジャックの名を叫びますが、返事はありません。竜巻は爪痕を残し、再び背景の海上へと過ぎ去っていくのが確認できました。

現場にはジャックの愛用している帽子だけが残されており、令嬢はそれを手にして俯きます。ジャックが消えてしまったことで海賊たちは悲しげです。特にネイビー上着の海賊があからさまに胡散臭い泣き真似をしています。絶対嘘だろ!w

 

ですが、パッとスポットライトが左側の通路に当たり、そこには生きていたジャックの姿が!!脇にはもちろん宝箱を抱えています。抜け目ない!!!

令嬢をはじめ、海賊たちは嬉しそう。さらに他の海賊たちが提督も連れてきました。彼も無事だったようですが、ジャックの命令?で海賊たちによって奈落の底(どうやら地下に空間があるという設定のようです)に突き落とされてしまいました。おそらく無事でしょうw

令嬢はジャックに嬉しそうに駆け寄ります…が、するりとジャックの手から宝箱を奪い、他の海賊たちと大盛り上がり。どうやら彼女の目的はジャック本人よりも宝の方だったようです。峰不二子か!!!

 

そしてラストのイベント。

海賊たちがゲストにその宝を分けてくれるのです。

その範囲が前列の方のみなので、これが前列席人気のもうひとつの理由です。わたしは中央席の位置も中央でしたが、そこまでは海賊さんたち来てくれなかった…。どうやら、宝の中身は金色のメダルらしいです。海賊たちは宝が無くなると「もう無いよー」のジェスチャー?(両手を上げるポーズ)をして再び舞台上へ戻っていきます。

 

そこで全員が舞台上に集合し、ジャックは令嬢の肩を抱き片手を上げ、他の海賊たちもゲストに手を振りながら「ヨーホー」の歌を歌い上げると同時に幕が下り、エンディング。BGMはもちろん「彼こそが海賊」が流れ、ショーは終了となります。

 

 

スタントと竜巻シーンは必見!そしてもしあの重要なシーンだったら嬉しい

このショーは全編が中国語でしたので、上記の物語や人物は私個人の考察が混じっています。そのため、実際の内容と食い違っている可能性もあります。

ですが、言語がわからなくてもわりと楽しめるショーかと思います!特に終盤の竜巻シーンは非常に素晴らしかった。

また、このショーで一番の衝撃は英国海軍および提督の登場でした。いやまさか出るとは!!事前情報一切無しで行ったので、まさかでした。海賊たちしか出ないと思っていたら変化球!!!

このショーで登場した海軍将校は果たしてジェームズ・ノリントン提督なのかは定かではありませんが、彼が提督であるとしたら、ある一つの仮想が浮かびます。

 

映画第2作目「デッドマンズ・チェスト」では、前作と打って変わってボロッボロの衣装にボサボサの髪といった薄汚れた姿で再登場し、観客はかなり衝撃を受けたと思います。

トルトゥーガでジャックとギブスは船員を募集していましたが、そこに現れたのがジェームズ・ノリントン。ギブスも「提督…?」と思わず口にしたほど印象が違いました。彼は酒に酔っていましたが、憎々しく「捕らえかけたのになぁ、トリポリで…!あと少しだった!ところがあのハリケーンだ!」と口にします。トリポリはリビアにある都市ですが、そこまでジャックを追いかけて捕まえかけたが、ハリケーンに遭って部下とドーントレス号を失い、海軍提督の立場を失ったと説明されます。

 

もしかしたらこのハリケーンに遭って部下と艦を失うというのはこのショーの内容のことだったりするのでしょうか。

と、私の脳裏によぎったある仮想です。

もちろん、映画本編と、このショーに正式な繋がりは無いかと思いますが、もしそうだと思うととても重要なシーンだったのではないでしょうか。

 

しかし、このショーの舞台がトリポリかは不明ですし、同じSHDLにあるアトラクション「パイレーツ・オブ・カリビアン バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」もオリジナル展開のストーリーだったのでこのショーもオリジナル設定では?という可能性もあります。

また、私は映画を見て部下と艦を失ったのは海上での出来事だと思っていたので、あくまでも仮想に過ぎません。(ドーントレス号でブラックパール号を追いかけている最中にドーントレス号だけが海上で艦ごとハリケーンに巻き込まれたのかと思っていました)

 

ですが、もしこのショーが提督失脚の事件だとしたら、提督は必死に戦い、自らハリケーンに巻き込まれるほどの勇敢さだったのにこの後、あんな姿になり、第2作目に続くということになりますね…。

 

 

というわけで、同エリアにあるアトラクション「バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」、レストラン「バルボッサ・バウンティ」を含め、こちらもオススメのショーになっております!

上海ディズニーに行く際はぜひご覧下さいませ!

 

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