昨年、人生で初めて、大病を経験しました。
発症からちょうど一年が経ち、今では病気の影響もほとんどなくなりました。
治った今だからこそ書ける、私の「フィッシャー症候群体験記」をご覧ください。
― 2017年9月17日 (日) ―
朝起きると、何かがおかしい。
何度まばたきをしても、何度目を擦っても、
焦点が合わない。
鏡で自分の顔を見てさらに驚愕。
焦点が合わない。
鏡で自分の顔を見てさらに驚愕。
両目がそれぞれ違う方向を向いている。
右目が左を見て、左目が右を見る。
医師「あ、これね、フィッシャー、フィッシャー」
"フィッシャー"という聞き慣れない単語以上に、
この医師の軽さに驚きました。
医師「○○くん(おそらく研修医)、フィッシャーの特徴を言ってみようか。」
研修医が記憶を辿るように言う。
右目が左を見て、左目が右を見る。
さながら、歌舞伎の"にらみ"の状態です。
そんな状態なので、歩くことはおろか、立っていることもままなりません。
素人ながらに思いました。
これは脳だな、と。
すぐさま最寄りの総合病院へ。
医師も脳系の症状を疑い、
まずは脳のCTスキャン
異常なし
より詳しくということでMRI
異常なし
処置室のカーテンの向こうで、医師、看護師ら数人が困惑している様子が感じられました。
そこに応援で駆けつけた男性医師が、カルテを見て言います。
そんな状態なので、歩くことはおろか、立っていることもままなりません。
素人ながらに思いました。
これは脳だな、と。
すぐさま最寄りの総合病院へ。
医師も脳系の症状を疑い、
まずは脳のCTスキャン
異常なし
より詳しくということでMRI
異常なし
処置室のカーテンの向こうで、医師、看護師ら数人が困惑している様子が感じられました。
そこに応援で駆けつけた男性医師が、カルテを見て言います。
医師「あ、これね、フィッシャー、フィッシャー」
"フィッシャー"という聞き慣れない単語以上に、
この医師の軽さに驚きました。
医師「○○くん(おそらく研修医)、フィッシャーの特徴を言ってみようか。」
研修医が記憶を辿るように言う。
外眼筋麻痺、運動失調、腱反射消失
上気道系感染症後に発症
ギランバレーの亜型
(何を言ってるんだ?ギランバレーって?)
医師「はい、正解」
(正解なのかい!!)
医師「僕自身は5人目かな」
(それはレアキャラってこと?)
看護師が、このあとどうするか医師に尋ねると、
医師「入院に決まってるじゃん」
長い闘いが始まりました。
上気道系感染症後に発症
ギランバレーの亜型
(何を言ってるんだ?ギランバレーって?)
医師「はい、正解」
(正解なのかい!!)
医師「僕自身は5人目かな」
(それはレアキャラってこと?)
看護師が、このあとどうするか医師に尋ねると、
医師「入院に決まってるじゃん」
長い闘いが始まりました。