21日のお昼、
愛犬のシロが
天国へ旅立ちました。
私の隣で
いつものように寝て、
家族が揃ってた
この日に
全く苦しむこともなく
天使のような寝顔で
眠りについたシロ。
よく頑張った、ありがとう!の
気持ちと共に
波のように押し寄せてくる
寂しくて
悲しくて
胸が押しつぶされる思い。
2020年5月に
大きな発作が起こり
(MRIの結果、脳炎でした)
同時に
体の左側に麻痺が起こり
急に立てなくなり
日々、介護で目も離せなかった
そして
奇跡の復活が起こり
また歩けるようになって
自分でご飯も食べれて
おトイレもできるようになった
6月。
元気になって良かった!と
安心していたものの
ちょうど私が
フランスへ発った直後の
11月から少しずつ弱りだし、
また発作が出て
歩けなくなったとの報告を
家族から受けた時は
ひたすら泣いて泣いて
不安でたまりませんでした。
"シロがいなくなったら?"
少し考えて、
パニックになりそうで
考えるのをやめる。
覚悟は必要だと
ずっと心のどこかでわかっていても
考えて
考えるのをやめて・・・
そのループ内で
ずっとぐるぐる回り続けてた
2020年5月からの9ヶ月間。
私が帰ってくるまでの期間、
これまで以上に
シロを王子様のように大切に
お世話をしてくれた
家族のおかげで
また奇跡の復活をしてくれて
しっかり歩くようになり、
先月、
シロが待ってくれてる家へ
帰れた時は本当に嬉しかったな。
日本に不在だった
2ヶ月半後に見るシロは
これまでに増して
小さく、か弱くなっていて
きっとそんなに長くはないと思う
という胸にささるような言葉の意味が
痛いほどわかり、
帰国後、
出来るだけ一緒に過ごし、
たくさん愛情を与えました。
私たちのおうちに来てくれて
ありがとう
頑張ってくれて
ありがとう
大好き
可愛いなぁ
シロといれる幸せ
撫でて
抱っこして
何度も何度も伝えました。
食欲はあるのに
ごはんを食べる度に
お腹を壊すようになり、
栄養が吸収されないから
どんどん痩せていき、
歩く気力がなくなるから
足の力がどんどん落ちていって
後ろ足で踏ん張れなくなって、
おトイレも寝たままになり、
その都度
洗うから
皮膚も少し荒れてきちゃって、
何度も
ペット病院に連れていき
こんな状況でも
きっと痛い点滴も
苦くてまずい薬も飲んで
頑張ってくれてるシロをみて
こんなに小さな身体で
一生懸命生きてくれてありがとうの気持ちで
ただただ溢れるばかりでした。
弱りながらでも幸い、
発作が出ることも
痛がったりする様子もなく、
穏やかに過ごしてくれていたのが
救いでした。
2月に入り、
寝る時間が
どんどん長くなっていきました。
2月16日(亡くなる5日前)
あれ?
目は開いてるけど
意識が朦朧としてる?
と心配になり
病院に連れていくと、
体温が33.8度しかありませんでした。
だから意識も
はっきりしていないと。
普通、犬の体温は
38度くらいあるそうです。
「とりあえず
暖かくしてあげてください、
脳炎持ちのシロちゃんだけど、
今の状態では
痛みはないから良かったです。
もしかしたら
後2、3日ということも有り得ます」
と、先生から言われました。
診察室で
先生の話を聞いた時は
痛みがないだけ良かった、
家帰ったらしっかり温めてあげようと
思っていましたが、
診察室を出た途端、
我慢してた涙が溢れ出しました。
家に帰って
泣きながら家族に説明し、
いつも以上に温めてあげました。
2月17日(亡くなる4日前)
母の誕生日ということで
東京から妹が帰って来てくれました。
シロ〜!
ままの誕生日は持ち堪えてなぁと
言いながら・・・
頑張ってくれてたシロ。
これが家族最後の
集合写真となりました。
2月18日(亡くなる3日前)
唯一食べていた固形物
大好物のささみを
食べなくなったので、
流動食のみに。
妹が翌日
東京へ帰るので
今晩は
リカとシロと寝ようかな?と
言ってくれて、
私のベッドで
シロを真ん中に挟んで寝ました。
今まで
ぬいぐるみのように
眠っていたシロの眠りが浅くなり、
わんわん、わんわんと
吠えるようになりました。
2月19日(亡くなる2日前)
妹、東京へ帰る。
夕方に
ずっと前から予約していた
トリミングへ。
この状態で
連れて行くべきか
キャンセルしようか
本当に悩みましたが、
以前数回連続で
キャンセルも続き
毛も伸びきってしまっていたので、
立ち会いの元
お願いすること。
これがシロの人生、
最後のカットになりました。
その後、
お薬をもらうために
病院へ。
体温を測ってもらうと
32.8度。
更に下がってる。
ピークで4キロだった体重も
1.9kgに。
自宅に戻り、
すぐに暖めてあげて
私は外食はせず、
留守番して
シロの様子をみていました。
この夜も
シロの眠りは浅く、
一晩中吠えていました。
2月20日(亡くなる1日前)
ずっとわんわん吠えるのは
何かのアピールなのかな?
翌日の日曜はお休みだし
今日の間に連れていっておこうと
病院へ。
「意識があまりはっきりとしていない状態で
吠えてますね。
痛みがあるとか
そういうわけではないので
気にしなくて大丈夫です」
とのことでした。
体温も少し上がってて安心。
家に帰ってきて
わんわんと吠えてるシロをみて
やっぱりどうしても気になり
放っておけず、
抱っこしてました。
普段なら
他のしないといけないことを
優先してるところ、
この日はなぜか
他のことはどうでもいいから
今はシロを抱きしめておこうと。
夜は、
いつものように
一緒に寝ました。
ここ数日間、
シロのわんわんの声で
何度も目覚め
あまり寝れなかったところ、
この日はめずらしく
とても深い眠りにつきました。
目が覚めるたびに
流動食を少しずつあげると
ごくごくと飲んでくれていました。
深い眠りから目覚めて
シロを見ると、
私の枕の上に頭を置き
目をまんまるに広げて
なんだか意識朦朧としてる感じでした。
すぐ心臓に手を当てると、
まだ心音のバクバクが聞こえました。
良かった。
普段のように
シロを抱き抱え
リビングに降りていき
シロを私の腕から下ろすと、
動いていませんでした。
シロ・・・シロ!?
シロが好きだった
流動食を口にあててみる。
いつもなら
ごくごくと飲み込んでくれるのに
全く動かない・・・
このときは
なにが起こってるのか、
信じれませんでした。
身体も少し汚れていたので
お湯をためて
身体を洗ってみる。
もう動かないシロをみて
シロ、死んじゃった
と実感が湧いて来ました。
目をぱっちりと開けたまま
まるでお人形のようにしか見えないシロ。
死んでもこんなに可愛いって
どういうことなのか
理解できなかったよ。
剥製にしておきたいと
思ってしまうくらいに
綺麗な姿でした。
2008年の6月、
私たちが初めて
ペットショップで見つけたときから
最後の最後まで本当に可愛かったね。
明るい間に
この日はお天気が良かったので
抱っこして
最後のお散歩に連れていきました。
シロと何度も何度も散歩した
大好きだった道を一緒に歩く。
きっと最後まで
自分の目に焼き付けたいから
こんなクリクリで目を開けて
眠っていったのかな?
死後何時間経っても
硬直が全く起こらず
ずっとふにゃふにゃだったのは
全く苦しまず
眠るように
息を引き取っていった証拠かな?
翌日のお葬式の手配も済ませ、
明日シロのこの形がなくなるのかと思うと
胸が張り裂けそうになり
シロが眠っているリビングで
出来るだけ最後の1日を一緒に過ごし、
だっこして
気持ちをたくさん伝えました。
最後の夜は
家族でシロを囲んで寝ました。
永遠の眠りについているシロを
これまでのように腕枕し、
これが一緒に過ごす
人生最後の夜で
明日には
この可愛くて愛おしいシロの姿は
ないと思うと
涙が止まりませんでした・・・
辛かった。
朝が来て
隣でまるで
これまでのように
ただただ眠っているかのように
横になってるシロを見て
涙が溢れる。
お葬式まで
あと4時間・・・
3時間・・・。
シロの姿がなくなるまでの
カウントダウン。
辛い、寂しい、めっちゃ。
どうしたらいい?
時間が止まって欲しい。
シロの姿全部を
目に焼き付けようとするたびに
涙で溢れて来て
シロを抱きしめて
気持ちを伝えて
キスをして・・・
お葬式の11時に
近づいて来ました。
シロを抱っこして車に乗って
外を眺める。
これまでの
当たり前の日常が
まるで全く違う景色に見える。
世の中は
何事もなかったかのように進んでいて、
私の心は止まったまま。
昨年のシロの発作後、
一応下見しにいっていた
お葬式場に到着。
あの時からずっと思ってたこと、
ここに来たくなかったな。
この日が来るのが
ずっとずっと怖かった。
初めてのペットのお葬式。
火葬までの流れが
思ったよりも早く、
気持ちがついていかない。
最後の最後まで
シロを抱っこして、
シロを棺に入れるのは
本当の最後の瞬間だと決めていました。
もう少し長く
抱っこできるのかと思ってたら
着くやいなや
棺にシロをいれないと
いけませんでした。
シロに最後の抱っこをし、
気持ちを伝える。
棺の中で
昨日買いに行った
綺麗なパステルカラーの
お花に囲まれて
まるで眠るように横になるシロ、
綺麗やね。
お花と共に
大好きなごはんやみかん、
いつものブランケット、
子どもの時に遊んでたおもちゃ、
免疫をあげてくれるお薬、
そして私からの手紙もいれました。
シロ、これで天国にいっても
安心だよ。
おじいちゃんと
おばあちゃんも待ってくれてるし
安心していってらっしゃい。
最後のお水をあげて、
最後の気持ちを伝え、
シロを撫で、キスをして、棺の蓋を閉じる。
シロ、大好き。
お骨上げを行い、
その後、
共同墓地に入れてもらいました。
全て終わって
このとき
日本で
最期の1ヶ月を
シロと過ごせたこと、
そしてシロを見送れて良かったなと
心のどこかで
ホッと安心できました。
2月のこんなお天気のいい
暖かい日に天国にいったのも
シロはもう大丈夫だから
安心してねと
味方をしてくれているような気がして
自然と笑顔になれました。
お葬式後、
初めてシロのいない家へ帰る。
精神崩壊。。。。。
この日、
29年間生きて来た人生最大に
寂しかった。
犬の死を経験した人たちが
口を揃えていう
この辛さの意味を理解しました。
無意識に
シロがいてた方を見ちゃうとき、
無意識に
今からシロにこれしようと
考えてるとき、
その後
現実に戻って
シロ・・・いないんやと
思い出す瞬間。
たった3日前の出来事なのに
今思い出しても
詳しく思い出せないくらいに
ショックが大きすぎたのか
1日中、泣いてました。
死後2日目。
少しずつ
整理をし始めました。
宅配便の段ボールを開けると、
母が1月末に頼んでくれてた
ドッグフードが入ってて
シロに食べさせてあげたかったと
大泣きして・・・
過去9ヶ月間
毎日飲んでたステロイドのお薬や
吐き気度め、下痢止め、
発作が起きた時用の
筋肉注射を見つけて・・・
シロ辛かったよな、ごめんな・・・
こんな小さい身体で
毎日まずいお薬飲むの嫌やったやろうに
頑張ってくれてありがとうって
涙、涙。
病気がちながらも
運が強いところがあって
何度も奇跡を起こしてくれて
夢を見させてくれて
ありがとうって。
シロがいつか息を引き取るときは
朝起きたら
いつの間にか永遠の眠りについてたとか
そんなのだったらいいなぁ、
発作とか痛みで死んでいくのは
絶対嫌や!と
昔、家族と話していたのですが、
それを悟っていたのように
眠りについていったね。
来月13日で
13才になる予定だったけど、
12才と11ヶ月、
老衰という形で
家族が揃うお家で
安らかに眠っていった
天使、シロ。
本当に可愛いわんちゃんだった。
見た目はあんなに可愛いのに
気が強くて
猫みたいな性格で
大の犬嫌いで(笑)
会えないの寂しいよ。
めっちゃくちゃ会いたい。
忘れる日は一度もないし、
日に日に
涙を流す回数が少なくなって
自分も強くなってきてるかとは思うけど、
1日のどこかで
シロのことを思い出して
その時にとても胸が苦しくなるよ。
でも、きっとシロは
天国で幸せに過ごしてると思うから・・・
りかも頑張るな。
シロ
生まれて来てくれて
りかの家族の元に来てくれて
家に華を与えてくれて
幸せをたくさん与えてくれて
本当にありがとう。
大好きでたまらないシロちゃん、
愛してるよ!!!!!
いつか絶対会おうね