午前5時45分。東に向かっていくと、朝焼けの美しいグラデーションの群青色の空の部分にただ一つ、『ここに我あり』といわんばかりに輝く星がある。『明けの明星』。この風景を見ながら駅への道を進んでいくと、厳しい寒空の下でも素直に『今日も頑張ろう!』と何かが湧き出てくる。

 

コロナが蔓延しだしてから、これまで歩んできた飲食サービスの世界を離れ、他業種を経験したり、アルバイトをしたり、ネットビジネスにも首を突っ込んだが、どれも今一つしっくりこない。自分でお店を立ち上げようといろいろ行動してみたが、あと一息のところでどんでん返しにあい頓挫。雇われの就職先もこのこのコロナ渦の中、ましてやこの年齢でなかなか条件に見合うところがない。

 

そんな自分の飲食業界でのこれまでを振り返ってみると、自分がいかに多くの人を裏切ってきたかに気付かされた。自分を気に入って下さり、気にかけてくださったお客様はもとより、自分に期待しかわいがってくださった上司。自分を慕って力を貸してくれた同僚や部下。そして仕事をしている自分を支えてくれている家族。

 

いろんな理由をつけて、いくつものお店を転々とし、自分のやりたいことや感情や思考を優先してきた。その結果が今ここにあるのかもしれない。

 

ただ、一度舞台(お店)に立った時は、純粋に目の前にいらっしゃるお客様に真摯に向き合い、このお店に来てよかったと思っていただけるサービスを心掛けていたと自信をもって言える。

 

でも、このコロナ渦の中で自分でお店を立ち上げようとしたときに、この厳しい状況の中でどう利益を出すかというアイデアを重視する自分がいた。もちろんそれで生活していくのだから大事な部分ではあるけども、何か違和感を感じた。

いままで、いろんなアイデアや気づきで新店を繁盛店にしたり、つぶれかけたお店を立て直してきたから、おそらく今回も私のアイデアは大方的を得るだろうとある程度の自信はあるが、果たしてそれは本当に自分がしたいことですべきことなのかというと、ちょっと違う気がしてきた。

 

 私が『オンリーワン』であるためには、やはりお客様との接点は不可欠だ。それでいうとこの状況下ではまだタイミングではないと思われる。

今までの苦い経験も踏まえて、本当の意味での『オンリーワン』になるために、いまはじっと期を覗う。

 

Discovery to Ev…のmy Pick

きれいな