■お金に色は付いていない^^


BX、カーライル、KKRといえばグローバルな政治銘柄ですが

BXなんかとくにPEFや金融グループの領袖がボードメンバーで

しかも巧みに出資関係を際立たせないようにしています。


ロスチャイルド系もロックフェラー系も入っていますが^^

で何をちんたらしていたんだと思っていたら

ようやく日本法人設立だそうです。


最大手ファンド上陸 米ブラックストーン 近く日本法人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071025-00000081-san-bus_all

(産経)



 世界最大の投資ファンド、米ブラックストーン・グループが日本に初進出することが24日、明らかになった。東京・丸の内のAIGビルに日本法人の株式会社「ブラックストーン・グループ・ジャパン」を近く設立、11月正式発表する。


 同グループは中国政府が出資するファンドで知られるが、米ニューヨーク証券取引所に上場し、自社株を対価に日本企業を買収する「三角合併」も可能だ。巨額の資金を動かせる最大手ファンドの上陸で、日本のM&A(企業の合併・買収)市場はますます活発化しそうだ。

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 関係者の話では、日本法人の代表には、ブラックストーンのマネージングダイレクターで日系人のアラン・宮崎氏が就く。新生銀行▽米投資ファンドのローンスター▽米大手証券のゴールドマン・サックス-に在籍したM&Aや不動産投資の専門家が参加、5人程度で業務を始める予定。

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 世界規模で運用資産額787億ドル(約9兆円)を誇るブラックストーンは、1985(昭和60)年に設立。米大手ホテルチェーンのヒルトン・ホテルズを約260億ドル(約3兆円)で買収したほか、中国政府の外貨準備を運用する国策投資会社から30億ドル(約3400億円)の出資を受けたことでも知られる。

 カーライル・グループ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に加え、世界ファンド御三家がこれで日本に出そろう。日本企業も攻めのM&Aや業界再編に伴う構造改革を進めるため、世界の情報に通じた大手ファンドを活用する場面も出てきそうだ。


で出資ということは、運用の委託が背景にあるのは当然なわけで・・

AIGビルですか・・・わかりやすい。

AIG(AIA)と提携しているBXですが、AIGといえば、中国切込みに成功した

キッシンジャーアソシエイツ銘柄で江沢民なんかの政治的庇護を最大限に傍受

したグループであります。


つまりBXはすでにシナくさい血を吸い込んでいるわけです。

拙稿で恐縮ですが


三角合併と中国

http://ameblo.jp/disclo/entry-10032355649.html



膨れあがった外資の対中投資と滞留資本・・・それと

中国の覇権主義

これが合わさった資本が我が国に向かってくると考えると・・

三角合併解禁で警戒すべきは

外資本体の直接投資動向以上に、米中資本、

いうなれば、中国を経由して間接的に向かってくる資本と

滞留しつつある中国資本だといえます。


本格的に我が国を狙うでしょう。

中国のDNAの覇権主義と超自由主義資本が

似たもの同士組んだわけで、そこには上海バンド時代からの深い根っこがある。


まぁBXのボードメンバー見れば、どんな意思をもった企業かよくわかる^^
で先月エントリーを書こうと思ってやめたネタですが


中国、外貨準備運用会社を正式設立 海外へ積極投資

http://www.asahi.com/business/update/0929/TKY200709290233.html

(朝日)


 中国政府は29日、巨額の外貨準備を海外で運用する国有投資会社「中国投資」(CIC)を設立した。資本金は2000億ドル(約23兆円)で、米投資会社ブラックストーンに30億ドルを出資する方針が決まっており、海外への積極投資が本格化することになる。


 国営新華社通信が伝えた。資本金には、政府が特別国債を発行し、中国人民銀行(中央銀行)から買い取った外貨準備が充てられた。経営トップの会長には、前財務次官で国務院副秘書長の楼継偉氏が就任した。同社関係者は「政府から独立して外貨投資事業に取り組む」などとしている。


 貿易黒字の拡大が続く中国は、人民元相場の急激な値上がりを避けるために、人民銀が「元売りドル買い介入」を続けている。


 投資家の海外投資が制限されていることもあって外貨は人民銀に集中。人民銀が保有する外貨準備は、6月末で1兆3326億ドルにのぼる。


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中共の中共による、ソブリン運用スキームです。


Andrew Kuo treedt in dienst bij het kantoor van Blackstone in Hong Kong

(BW)


English版で違いますけど、Vice Chairmanですか。


中国担当マネージング・ディレクターに華僑系のクオ氏が就任したということですが

中国担当というより、香港金融センターから日本現法に指示をだす、

実質上の対日司令部みたいなもんでしょう。

シティー、JPモルガン、H&Q・A渡りですか。わかりやすい。

出資グループの意思疎通もOKです。

台湾キャセイの非常勤役員だそうで、それまたわかりやすい^^


というわけで、我が国はどうしましょう。


とりあえず、サブプライムとかで疲弊した金融セクターのどこかが

いつの間にか食い込まれたりしそうです。


不動産とかヒルトン関連でホテルとか・・・は余興だったり^^