■極左アジテーションの残骸に潰された安倍さん
「政権を放り投げた」安倍さんに同情するとだめなんだそうですが
青白い顔、張りない声 おわびで幕 安倍首相会見
http://www.asahi.com/politics/update/0924/TKY200709240194.html
(朝日)
私は同情しますねぇ。
いや、むしろ、よく頑張ったと思います。
国会会期中に政治を混乱させたと批判されていますが
どの道、安倍さんのままなら茶番劇国会の演出で
ぐだぐだの流れは変わらず。
与党内部からも背中を刺す馬鹿者がおったようですから。
どちらにしろ、安倍さんの辞任は、色々なものを噴出させて
あらためて我が国に巣食う「何某か」がよくわかりました。
こういうのも・・・
↓
安倍首相は慰安婦問題で米大統領に謝罪などしていない
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/304436/
(阿比留さん)
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阿比留さん遅いよ・・という批判もあるようですが
色々ご事情はあるでしょう。
どちらにしろ、一つのきっかけで一人の政治家のアイデンティティーを破壊できるんですから
虎視眈眈とストーリーを練り上げたマスコミシンジケートというのは恐ろしい。
でマスコミ・・というより、安倍叩きについて、
こちらから少し拝借。
↓
「不満」と「賞賛」。アメリカは安倍前首相をどう評価?
http://money.mag2.com/invest/kokusai/2007/09/post_32.html
(原田武夫さん)
この若き元外交官がどういった人かよくしりませんが
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「日本人は、いつから敗軍の将にここまで無慈悲となったのか?」
これは同意。
批判というのは、あって然るべきなんですが
意味のない中傷誹謗というのは、批判の対象が不明瞭になって
何がこの国の問題点なのかが隠れてしまいます。
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「米国」と一くくりにするのはあれですが、まぁなんとなくわかります。
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まぁ米国に通信簿なんかつけられても、どうでもいいのですが
通信簿は2つどころか多数あるわけで、立場によって評価が違うのは当たり前です。
で何が言いたいのかというと、
原田さんが指摘されている、
日本の大手メディアはズタズタの評価を下している。
日本人は、いつから敗軍の将にここまで無慈悲となったのか?
ということです。
誤解なきよう願いますが
批判というのはどのような立場であれ、あって然るべき。
ただ、無慈悲というか、
「お前のかぁちゃん、出臍」的な批判。
池に落ちた犬をさらに踏み付ける様なえぐさです。
これについて、少し思うところを・・・・
■敵を徹底的に殲滅する思想原点は「実態のない陰謀論」
普通の一般人というのは、政治であれ、思想であれ
凋落傾向にある人間に対する攻撃・批判というのは
その手を緩めるものです。
凋落渦中にあらずとも、人格、風貌、センシティブな部分に対する攻撃は
控えるものです。
しかし、安倍さんというのは、のっけからその部分を攻撃されていたように思います。
それは原田さん言うように
無慈悲
で
また容赦のないものであったように思います。
実は人が人を無慈悲に徹底的に攻撃できる思想観念というのは
人工的に作ることが出来ます。
これは、「得体のしれない敵」を作り出して、その敵との
関連性を強引に作りだすわけです。
↓
安倍晋三を首相にするとウオール街のユダヤ人が儲かるワケ
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/sin_sama.htm
ウォール街のユダヤ人が、統一教会を介して、日米朝韓を実質支配している
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/wj.htm
安倍晋三の動向と正体を探るダークサイト
http://homepage.mac.com/ehara_gen1/jealous_gay/abe_shinzo.html
そしてその得体のしれない敵をなんでもかんでも
ロックフェラー
とか
ロスチャイルド
に結びつけるわけです。
人間というのは脅威の相手が理解出来ない存在であるほど
思考回路が停止してしまいます。
そしてその脅威の対象である憎悪が
身近な関連性(があると思わされている)のある人物に向かいます。
また、直接関係のない対象への殲滅的攻撃を加えようとします。
現在では、少なくとも我が国では
物理的テロという形を取ることはありませんが
言論、情報という形で、完膚なきまでに攻撃したり、
それこそ無慈悲とも思える批判は、同じ感情構造ではないかと。
これは、論談さんの投稿からですが
↓
東アジア反日武装戦線・爆破テロ
東アジア反日武装戦線と言えば、
後のイスラム過激派連帯での
国際的な爆破テロなどが有名ですが
彼ら、極左過激派の刹那的思想原点は
太田龍氏の「ユダヤ陰謀論」にあります。
だからすべての巨悪の原点として、
ユダヤ国際資本に結びつく、無辜のユダヤ人をも
テロの犠牲としても、なんら悔悛することはないのです。
思想の対立位置にありながら
三島自決事件を(単なる)「刹那的ヒロイズム」として解釈し
自陣営に足らぬものとして求めるわけです。
そこに、得体の知れぬ「ユダヤ陰謀論」は
簡単に入り込みます。
得たいの知れぬ「敵」を得た人間は
残酷で、無慈悲になれるのです。
で
ネットで広まっている、
リチャードコシミズ氏やベンジャミンフルフォード氏の世界。
それらは、安倍批判と巧妙に結びつきました。
もちろん、そんなものが、直接リアルなマスコミ論調に結びついている・・・
なんて思いませんが、
中核派あたりの残党は、結構マスコミの世界に住みついているもので
体制が望むなら水を得た魚状態でしょう。
こうやって、マスコミの論調などというのは
一挙に怪しい世界に傾きます。
↓
今、本当に日本を動かしているものは?・3-1
結局、読売日テレ策謀が内にいる極左崩れを焚きつけて
巧妙な安倍(麻生)攻撃に向かうと一挙に論調がそろいます。
安倍さんというのは、本当に左派、極左陣営に怖れられていたのでしょう。
そこに極左アジテーションの残骸(陰謀論)が加われば
徹底的に攻撃されます。
マスコミの現場はネットの陰謀論なんか見ない?
いえいえ、
そこら中にころがってますので。
実際、世の中陰謀だらけなんですが、
得体の知れない(理解できない規模の)陰謀論というのは、
人を無慈悲なまでに凶暴にします。
恐ろしい・・・・