2009年もあとわずかです。

今年はどのような年でしたか?

皆さんは評価の基準をどこに置くのでしょう?


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イエスが神殿の境内を出て行かれるとき、弟子の一人が言った。
「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。」

イエスは言われた。
「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。」

  マルコによる福音書13:1-2
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目の前に荘厳な神殿がそびえ立っていました。

イエスの弟子の一人が感嘆しながらイエスに語りかけます。
「先生、ご覧ください・・・」

しかし、イエスの視点は弟子とは異なっていました。
「一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない」

弟子は目の前の大きな建物をみていましたが、イエスは肉眼では見えないものを見ていました。

私たちは目に見えるもので物事を判断しがちです。
しかし、本当に大切なものは肉眼では確認できないところに潜んでいたりするものです。


この直前、イエスは神殿の賽銭箱にたった二枚の銅貨を入れた貧しいやもめを差して、
大金を献げている金持ちが大勢いる中、「だれよりもたくさん入れた」と言って彼女を称えました。
乏しい中から自分の持っている物をすべて献げたやもめの心をイエスは見ていたからです。
(マルコ12:41-44参照)

献金の額だけを見たら金持ちたちが偉いということになり、このやもめが顧みられることはなかったでしょう。


皆さんの視点はどのようなところに注がれているのでしょう?

何を見て奥さんやお子さんを評価していますか?


「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。
 見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」
                                (Ⅱコリント4:18)


肉眼では見えない部分にしっかりと目を留めてあげたいものです。