12月17日 柳家さん喬・喬太郎 親子会 @ 石川県立音楽堂
〇柳家やなぎ 「千早振る」
2年ぶりのやなぎさんでした。 最初は初々しさがありましたが、
すっかり若手落語家さん的な雰囲気が出てきましたね。
ちょっと痩せたように見えたのも関係しますでしょうか。。
ちょっと寂しい気もしますが、ますます楽しみです。
〇柳家さん喬 「夢の酒」
かなり久しぶり(2年ぶり?)のさん喬さん、少し痩せられたように
見えました。ご病気とかでなければ良いのですが…
やきもちを焼く女将さんが可愛らしかったです。
「夢の酒」は今年1月の鈴本で喬太郎さんのを聞いたのを思い出しました。
〇柳家喬太郎 「禁酒番屋」
喬太郎さん曰く、若いころに冷酒で師匠に失礼を働いたことがあるので
さん喬さんの「夢の酒」を聞くとそのときのことを思い出すとのこと。
本編はそんな感じを全く見せずに、面白おかしく禁酒番屋を演じてくださいました。
~中入り~
〇柳家喬太郎 「オトミ酸」
またしてもやなぎさんの一席「千早振る」を改変した「オトミ酸」。
ほんと、よくこんな話を師匠の前でできるなと思いましたが、
それがお二人の特別な関係なのでしょうか。
「とは」の後のサゲまでの内容は全く分かりませんでした。。。
口座を降りてから自分で座布団を返して捲りを変えて、
「前座からやり直します」とのこと。 日曜が楽しみです。
〇柳家さん喬 「雪の瀬川」
前日に
「どんな話するかな~」
「雪の話ってことで、『雪の瀬川』とかやらないかな~」
なんて言ってたんですが、まさかの期待通りでした。
喬太郎さんを受けてのマクラも期待していたのですが、
いきなりの本編へ。
最初の「東橋の~」で文七元結かなとも思ったのですが、
若旦那が出てきた時点で鳥肌が立ちました。
時間がなかったのか少し前半を削っていたようですが、
後半はしっかりじっくりとでしたね。
おカツさんを演じられているときに、本当におばちゃんが
しゃべっているように見えてしまいました。
瀬川が手紙を読むシーンで隣の女性がもらい泣きしていました。
最後はお囃子が流れて幕が下りる演出。初めて見ました。
本当に、いい時間を過ごさせていただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12月20日 柳家さん喬・喬太郎 親子会 / おもっしぇ・ザ・寄席 @ みくに未来ホール
〇柳家小太郎 「鈴ヶ森」
先日の親子会よりも短い時間の落語会ということでどういう構成に
なるのかと思いましたが、開口一番で出てきた小太郎さん。
初めましてでしたが、面白かったです。 ごめんね、やなぎさん。
「鈴ヶ森」は初めて生で聞きました。親分もちょっと間抜けな雰囲気
で演じられてたように感じました。
来年から真打になるとのことで、楽しみです。
〇柳家喬太郎 「紙入れ」
心配していましたが、ばっちり喬太郎さんとして登場してくださいました。
そしてマクラにはやはり「農耕接触」。富山~石川~福井をコンプリートしました。
先日の親子会の「オトミ酸」が頭に残っていたからか、いつも以上に
気合を入れて古典をやっていたように感じました。
~中入り~
〇柳家さん喬 「文七元結」
時間的にも大ネタ一本かと予想&期待していましたが、期待通りでした。
マクラから話に入る部分で「三道楽」の話をしたときに「文七元結」かな と思ったけど、
博打の話からお酒の話へ。もしや「芝浜」?と思いきや、やはり文七元結でした。
そういえば小太郎さんが「水に合わす、つまりお客さんに合わせて噺を選べるのが大事」
というような話をされていました。
もしかして「文七元結」か「芝浜」か探りを入れてたのかななんて邪推してしまいました。
さて、期待通りと書いてしまいましたが、期待以上でした。
時間が来てしまったためか最後のシーンは短めでしたが(もともとでしょうか?)。
それでも擽りあり、泣かせるところありで、特別な時間を過ごさせていただいたように
感じました。
サゲまで演じられた後の口上も素敵でしたね。客の健康を気遣ってくださっていましたが、
さん喬さんもご自愛いただき、来年も素晴らしい落語を聞かせていただければ幸いです。
3人3席ということで金沢での親子会に比べると短かったですが、短さを感じさせない
ほど濃かった気がします。
帰りの車の中では妻と二人、しばらく黙って余韻に浸り、
「今日は神会だったね」ということで一致しました。
さん喬さん、喬太郎さん、やなぎさん、小太郎さん、
素晴らしい落語会を開いてくださったスタッフの皆さん、
ありがとうございました。
(2020年12月21日記入)