映画「風立ちぬ」

劇場に観に行きました。

率直に言って、想像とは全く違いました。

想像していたのは、素晴らしい前評判を差し引いても

「万人が楽しめるもの」

を前提のベースとして作成された映画を目指したものだろう、

そして、予想するイメージとして、「最小公倍数を探したもの」

のようなものだろうな、と思っていました。

それは、この映画が背負っている世間の期待や興行収入の目標

ビジネスの規模、そういった事を考えると、「明確なストーリー」や

「どのような世代に受け入れられやすいものか」という事を

考慮せざるを得ないだろうなあ、と思うからです。

そういったマイナス要素的な足枷を割り引いても、きっと期待に

応えてくれるだろう、と思い劇場に足を運びました。

実際に観始めると、最初の30分くらいで椅子を座り直すくらいに

想像と様子の違う映画でした。

主人公は寡黙で、声高に反戦を叫ぶわけでもなければ、自身の矛盾に

ついても多くを語る事もありません。

自分の目指す方向性や理想は語れど、苦境には耐え、喜びを見出だし

自分の理想に燃え、純粋に夢を追い、ただただ寡黙に命を燃焼させていきます。

台詞も、状況も画面の色合いも重く、しかし、中には大人には笑える台詞もあります。

寡黙な主人公に、重い状況、重い時代。アニメーションとは思えないくらいに

画面に写る登場人物たちが「きちんとした芝居をしている」事に驚きました。

こだわりも多く感じました。

零戦や多くの工業機械の類も画面上に登場します。

エンジンが震え、動く。

そういった機械たちは角度を変え、画面内を生き生きと動き回ります。

CGを使えば、正確な描写が出来て、きっと、画面も綺麗に収まるのでしょうが

デッサンがでこぼこしようが何だろうが、全部手書きっぽいタッチのままで

押し通しています。

これも画面に暖かみを与え、工業機械から、自動車、電車、椅子や建物に

至るまで、「万物に命がある」という気さえしてきました。

決して子供が観て楽しめないという訳ではないと思います。

飛行機が出て、飛びますし、あくまでもアニメーションですから。

しかし、「さらっとしたクライマックスに、寡黙な主人公」ですから

メッセージを受け取る側によって、かなり幅のある映画だと思います。

僕が驚いたのは、そこでした。

監督は、「今評価されなくても、深夜に何回も再放送されてるうちに

評判になったり、「ああ、いい映画だなあ」と思う人がいてくれりゃいいんだ」

というくらい、「きちんとした映画」である事に「譲らない線を引いた」ように

感じてなりませんでした。

ある意味、意思、男気というか。


男の子が生来持っている矛盾。人が持つ矛盾。

愛、命、そして、「高潔に生きる」という事を見せつける。

そういう素晴らしい素晴らしい、素晴らしい映画でした。
 久しぶりに邦画にドハマりしました。

 桐島、いいです。

 素晴らしかった。

 WOWOWのオンエアで録画しましたが、一度観たら、4回くらい数日の内に

 観てしまいました。

 何度観てもいい。

 すごくいい。

 感想が沢山あり過ぎて書ききれないくらいですが。

 予備知識無しでご覧になって頂きたいので、ここから先はご覧になった方のみ

 お読みください。



 話の最後まで桐島君は出てきませんでしたが、学校の英雄的存在の

 彼が部活を辞めてしまう事で、周囲の友人たちはちょっとしたパニックに

 陥りました。

 閉鎖的な学校社会、そのヒエラルキーの中で、自分たちのアイデンティティに

 関わる大きな存在として、友人である「桐島」に大きく依存している事に

 本人たちも気づいていないように見えました。

 ひょっとすると、キリシマという名前は、神のごとく崇められている

 存在からChristにかけているのかな、とも考えるのは、考え過ぎでしょうか。

 しかし、映画部の二人、吹奏楽部の女子、野球部のキャプテン

 「自分の好きなものがしっかりしている人たち」

 は、桐島がいようがいまいが、ドラフトにひっかからなかろうが

 映画監督になれようが、なれまいが、結果なんか問わずに自分自身を

 好きなものに埋没させています。

 それぞれの失恋すら、自身の芸術に昇華させていきます。

 これに対して、ヒロキは、運動も勉強も容姿も、何もかもを持っているのに、

 「桐島」の存在に依存していた事に気づくと同時に、自分が、恋愛も野球も

 何も熱中出来たり、向かう目的も何もない事に気付き、ラスト、涙を流したように

 思います。

 この監督は、ラスト、ヒロキの涙のシーンを「大逆転」だとはっきり言っている

 そうです。

 全てを持っているヒロキは、映画部のオタッキーな彼から、「映画監督にすらなれなくても

 アカデミー賞も、女優との結婚も興味無く、ただ、好きな映画を撮っている」と聞かされ

 「自分の持っていない大事なもの」を持っていると感じたのでは。

 とにかく、描写、芝居、全てが細かく、音楽も一切使っていない(吹奏楽部の演奏以外)

 編集と脚本、芝居で魅せるこの映画は、本当に驚きが詰まっていました。

 
「シティースリッカーズ」
 古い映画ですが、ビリー・クリスタル主演のコメディ映画です。

 ビリー・クリスタルといえば、「恋人たちの予感」が有名ですが
 僕はこの映画がものすごく好きです。

 この映画を初めて観た時はまだ僕は大学生で、主人公たちは、もう人生を折り返した
おじさんたち、と思ってみていたものです。
 しかし、久しぶりに観ると、映画の主人公はもう僕よりも年寄り。

 映画の中の台詞で、家庭も仕事も失った男が
「もう40歳だ。人生のやり直しなんかきかない。俺はもうおしまいだ」
 という台詞がありました。

 「若さへの悪あがき」
 という言葉も出てきて、結構グサグサと突き刺さりました。

 いやはや、時間とは容赦無いですね。

 そんな中、慰めの言葉もありました。

 「子供の時に、遊びで失敗した時に言っただろ?「Do over(やり直し)」と。
 君の人生も「Do over」なんだよ」

 そ。

 明るく、何度でもチャレンジ。

 
 映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
 期待を大きく上回り、椅子から転げ落ちそうになるくらいに感動しました。
 まだご覧になっていない方に向けて書くならば、とにかく観て頂きたいという
事しかありません。
 
 正直、観ている時から驚いたは、技術面をビシビシと感じる作品でした。
 今までは、ミュージカルなどでは特にそうなのでしょうが
 コンテンツの素晴らしさをストレートに伝える技術というのがなかなか無く、
「いや、映画よりも舞台の方がいいね」
 とか
「生で観るのと迫力が違うね」
 というコメントが世の中には多いのでしょうが、この作品に関しては、それらを
伝えようという意欲とそれを下支える技術の力があったのでは、と素直に感じました。

 技術面の進歩がこういう作品を生んだのだろう、と冷めたコメントをするつもりでは
なく、もう感動で泣きっぱなしでした。
 ジャン・バルジャンが映画序盤で、後悔の涙を流す場面で、既に涙が。
 これは、芝居と同時録音で歌を自由に歌えた事や吐息まで完全に拾うような録音技術で
芝居も歌も、細かいニュアンスまで伝わった事によるものではないだろうか、と
素人ながらに感じるものでした。

 俯瞰図などをのぞいては殆どが手持ちカメラで撮影さたような感じで、目の前、至近距離で
芝居を観ているような臨場感、ミュージカル独特の「何でここで歌い出すねん」という
ような野暮なツッコミすらもさせない芝居の圧力。
 本当に素晴らしい映画体験でした。
 
 アカデミー賞の作品賞は、「アルゴ」でしたが、こちらもまだ観ていません。
 これを押しのけての受賞というのは、期待を高めてくれますね。

 
 自分のもつ特性で認めなくてはいけないのは、「音マニア」だという事。

 靴、時計、毛皮などの収集をする人を割と冷たい目で見ていましたが

 自分は「ヘッドフォン」に関しては割と、台数構わず購入し、音の特性の違いや

 使い勝手の違いを楽しんでいます。

 自分が、退屈しのぎ程度にも音楽を作ったりするのも

 ホームシアターを作るのに執着するのも

 映画館の廊下で、重低音が、廊下に響くのを体幹するだけでワクワクするのも

 車が砂利道を通る時の音を聴くと、ずっとその音を聴いていたくなるのも

 渋谷のスクランブル交差点にて、その雑音100%の如き喧噪の音を録音したくなるのも

 「音」が大好きだからです。

 思えば脳梗塞になった時ですら、「まあ耳が聞こえてりゃ、そこそこ楽しみはある」

 と思った瞬間があったくらいだし。

 耳、大切にしないとなあ。

 晩年のベートーベンは音が聞こえなかったとか。

 
 連日のように、六本木ヒルズのスターバックスで深夜の仕事。

 「今日は座席が少ないなあ」と思ったら

 スタバの店員さんが、

 「今日はイベントがありまして」

 見ると、書籍「刑務所なう」が並んでいる。

 「堀江さん、来てたの?」

 「あ、こられてましたよ。7時くらいでしょうか」

 僕はあの人が散々マスコミから叩かれていた時に、

 テレビ東京の深夜ニュースで

 「堀江さんだけが正論を喋り、あとのコメンテイターが皆、適当に喧嘩を

 売っているだけのトーク番組」を見て

 マスコミに失望すると同時に、

 「なるほど、意図によって人を陥れる事は容易なのだなあ」

 と感じました。

 金融や株式会社について詳しいからこそ分かった事でしたが

 一般的には、なじみのある顔ぶれが、生意気な若造を叩いている構図でしたから

 どう世間の意見が構築されるかは、簡単に想像がつきました。

 今はかなりエンターテイナーに徹していらっしゃる

 ようにも見受けられますが、それでも是非、お顔を見てみたかったなあ。

 
 最高72キロの最悪の状態までいっていた体重を62まで落としたのが

 半年前。

 その時は、カロリー至上主義的にとにかく体重を落とした。

 それでも血圧や脈拍は改善した。

 だいたい血圧130/80から100/70 脈拍は120前後から90くらいまでの改善だった。

 しかし、今回は食事の内容に気遣い、体重やカロリーばかりに目を向けず、

 健康的なものばかりを食し、バランスに目を向けていた。

 そうすると、脈拍がなんと70。

 こんな数字、見た事ない。

 頻脈は治らない体質かと思ってた。

 恐ろしや。
 食事を摂るにあたって、本当に意識を変えた。

 「身体に良いものを摂ろう」

 という意識を高めた。

 しかし、あまりにも厳密にすると、長くは続かない。

 一生、こういう食事のペースで行こう!と思えるペース。

 もちろん、お菓子もちょっとは食べるし、油物も揚げ物も全く食べない

 わけではない。

 しかし、「これらは身体には良くないぞ」と思いながら食べる。

 で量も制限する。

 そして、身体に良いものを積極機に「美味しく食べる方法」を模索する。

 簡単な事だったんだなあ、と気づいた。

 食事の時には、サラダを積極的に大量に食べる。

 しかし、各種ドレッシングを手元に置いておき、色々な味で、野菜を食べる習慣を

 付ける。

 そして、白ご飯も手は付けるが、出来るだけ後半に配分を持ってくるようにして

 イメージとして、血糖値やインシュリンの波形を自分で想像して食べるようにする。

 「ソッと」胃に落としていく感じといえばいいのだろうか。

 何でもかんでも乱暴に胃に叩き込んでいたころの食事とはちょっと違う。

 その代わり、きちんと満腹まで食べる。

 内容は品目数にこだわる。

 そうすると、毎食事、満腹まで食べているのに、みるみる体重は落ち、あれよあれよという

 間に血圧や脈拍が落ちた。

 まだカンにすぎないが、きっとこの生活を続けていると、来年の冬は風邪をなかなか

 ひかなくなるのではないだろうか。

 同じ事ばかり書いているが、「量」を制限するのではなく、「チョイス」を変えた。

 カロリー絶対主義から、「何を摂取するのかを考える食事」に変えた。

 これは短期的なダイエットの成功ではなく、「痩せて健康的な人」の生活を真似る
 
 事なんだな、と分かったという事に他ならない。

 変化の曲線はゆるやかかもしれないが、もしも太った人やダイエットに苦労している

 人がいたら、こう言いたい。

 「現在の体重を落とす事だけを考えずに、健康的な生活をしている人の習慣を真似るべきだ」

 と。そして

 「そうすれば、その人と同じように当たり前に起きるべき変化が起きるだろう」

 と。

 だからこそ、「太っている家の人は太りやすい」のだなあ、とも思う。

 習慣や食事の量の「当たり前」が違うからなんだろうなあ。

 僕の場合は、「若い頃の習慣」を払拭するのが何よりも大変だった。

 だんだん、「エコカー」みたいになるんだよなあ。
 ダイエットは順調かつ好調かつ、かなり方向性が変わりました。

 以前から行っていたダイエットは

 「カロリー至上主義」でした。

 まあ、食品のカロリーを完全に計算し、甘いものも、白米も

 おかずも全てカロリーにだけ置き換えてその中で満足のいくように

 生活して、ダイエット敢行していました。

 もちろん成果が上がっていましたが、今回は完全に趣向を変えています。


 とにかく腹一杯食べています。

 そして、食品の「選択」だけを重視し、カロリーはほぼ無視しています。

 血糖値が急上昇しないように、そして、栄養素と、品目数に着目しています。

 野菜や果物を相当食べるようになり、驚く事に、味覚も鋭敏になってきた

 と感じます。


 しかし、カロリーは気にせずかなり食べていますが、順調に体重は落ち

 同時に明らかに体調も良くなっています。

 そうか、一生これでいけるという、「食習慣の改善」こそが必要だったか。

 とやっと気づきました。

 これは、フィットネスクラブの栄養士さん様々です。

 糖質制限や、お菓子を食べないという訳でもないし、肉も白米もパンも食べる。

 油物も食べますし、コンビニのものだって食べます。

 極端に言えば、何も変わっていないかのようでありながら、

 チョイスを正しくし、習慣を変える。

 満腹食べているのに、やせていく。

 驚きました。

 このままいけそうです。

 現在、63キロまで来ました。

 でもって、腹筋も毎日ジムで120回くらい、しかも相当にきちんとした

 形で行い、生まれて初めて、「お、ちょっと割れてきたかな」「腹筋が見える」

 という体験をしました。

 これも、「食べたらおなかぽっこり」は腹筋が弱いから、と知ったからの

 一念発起です。

 このまま頑張り続けます。

 
 
 Amazonの欲しいものリスト。

 膨れ上がってます。

 KORGの電子楽器、数々。(WAVEDRUM IKAOSSIKATOR PRO MICRO SAMPLER などなど)

 オフィスに「蒸気レス湯沸かし器、魔法瓶も兼ねた とくこさん」
 (これが最高のデザイン!)

 文具

 iMAC

 Nespressoの新型

 アンプ、スピーカー

 新しいサラウンドシステム

 真空管の音楽専用のアンプ

 ああ、キリが無い。


 我が物欲に底は無いのか。