こんにちは。

今回は、私のブログを見ていただきありがとうございます。

 

主に災害に関わる様々な情報を提供していこうと考えています。

興味のある部分で構いませんので、是非、少しでも災害について興味を持っていただけたら幸いです。

 

今回取り上げる内容は、題名の通り「震度」と「マグニチュード」の違いです。

 

おそらく、パッ!っと答えられる方は少ないのかと思います。

 

私自身も、今回ブログを書くにあたりもう一度思い出した点もあるので、一緒に学んで行きましょう!!

 

1,マグニチュード

まず初めにマグニチュード(M)です。

辞書では、地震の規模を表す尺度。また、その数値とされています。

 

つまり、発生した地震の震源での大きさ、地震のエネルギーを言います。

震源とは地震が始まった場所のことです。

 

そのため、震源での破壊(地震)が強ければ強いほどマグニチュードは大きくなっていきます。

 

ちなみに、日本はM6以上の地震発生数が世界の約20%を占めています。

 

その中でも、特に、多くの被災者が出た、阪神淡路大震災、東日本大震災はそれぞれ

阪神淡路大震災がM7.3   東日本大震災がM9.0 のマグニチュードになっています。

 

2,震度

次に震度について説明していきたいと思います。

辞書では、ある地点での地震動の強弱の度合いと記載されています。

 

つまり、地震が起きた時に皆さんが住んでいる、あるいは、その時にいた場所の、揺れの強さのことを言います。

 

ちなみに、震度には階級が設けられており、「震度0」 「震度1」 「震度2」 「震度3」 「震度4」 「震度5弱」 「震度5強」 「震度6弱」 「震度6強」 「震度7」の10階級になっています。

(マグニチュードには、階級は定められていません)

 

阪神淡路大震災では淡路、神戸、西宮、宝塚、芦屋などで、最大震度7を記録

 

東日本大震災では宮城県北部の栗原市で最大震度7、また、栃木、茨城、福島、宮城で震度6強を記録しました。

 

震度4を超えるとほとんどの人が驚くとされています。

また、震度6強では通常に歩くことはできず、震度7では、耐久性の低い建物が倒れてくる程の強さを持っています。

 

 

3,マグニチュードと震度の関係

では、マグニチュードと震度にはどのような関係があるのでしょうか?

 

実際に数値を当てはめて考えてみます。

①マグニチュード(M)3 震度5  ②マグニチュード(M)6 震度2

 

この2つの場合、① M3ではあったが、地震が発生した場所(震源)から距離が近かったため、震度5のかなり大きな揺れを計測することになりました。

 

逆に② M6のかなり規模の大きい地震が発生したが、地震が発生した場所(震源)から距離が遠かったため、震度2の揺れを感じる強さの地震となりました。

 

ほんの一例ですが、理解はしていただけましたでしょうか?

 

このように、マグニチュードが小さいから、震度も小さい

       

        マグニチュードが大きいから、震度も大きくなる、とは限らないのです。

 

 

 

 

4,少し発展

 

 

ここで、皆さんに質問です。

マグニチュード(M)が1大きくなると地震のエネルギーは何倍になると思いますか?

 

 

 

答えは、約32倍です!

 

 

つまりM6の地震とM7.3(阪神淡路大震災)とでは、1.27倍の違いにはなりますが、

地震のエネルギーは約89倍もの違いがある事になります。

 

 

また、観測史上国内最大規模の東日本大震災のM9.0はM6と比べて、

地震のエネルギーが約31,623倍違うという事になります。

 

東日本大震災がとてつもない規模の地震であったことは

分かっていただけたのではないでしょうか。

 

5,最後に

ここまで、ブログを読んでいただきありがとうございます。

 

自然災害はいつ発生してもおかしくありません。

「自分は大丈夫」と思い込むことなく、

日頃から災害について知識をつけ、対策を取ることで被害は抑えることができます。

 

今後も、災害に関係する情報を発信していきたいと考えています。

 

私と一緒に災害の知識を増やしていきましょう!!

 

 

この、画像は気象庁のホームページで公開されている、各震度で想定される状況です。

とても勉強になるので、もし時間があれば一度目を通してみて下さい。

出典:気象庁ホームページshindo-gaiyo.png (1807×2055) (jma.go.jp)