4月2日は世界自閉症啓発デー、2日~8日は発達障害啓発週間です。
山田病院では平成27年より小児の外来リハビリテーションを開始し、発達障害のお子さんに対しての支援を行っています。
発達障害といっても、自閉症スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(LD)、発達性協調運動障害(DCD)、小児期発症流暢症(吃音症)など、その種類は多くあります。それぞれの方が抱えている困りごとも様々ですが、以下のように表すこともできます。
障害=特性×環境
特性とは、多くの人が持っているものです。皆さんの周りにも、「おしゃべりが好きな人」、「不思議ちゃんな人」、「ルールに厳しい人」など、様々な方がいらっしゃると思います。
発達障害の方は、こういった特性の程度が少し強かったり、生活に合わせられないことで、生きづらさとなっています。
しかし、その特性も環境を上手く合わせられれば、「障害」にはなりません。むしろ、他の人にない個性として強みになる人もいます。つまり、周囲の人の理解がある(年齢によっては自分自身の特性を理解している)ことや、道具を上手に活用すること=環境調整をすることで、子ども達はとても豊かに育つことができます。
山田病院には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士という3種類の職種がチームを組んでリハビリを行っています。それぞれの専門領域から、お子さんの特性を知るお手伝いや、環境調整のお手伝いを行っています。お子さんの発達について困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。地域の皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。
山田病院 小児リハビリテーション 川岸
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