師走12月も半ばを過ぎると、あれもこれもと気ばかりが急いて、慌ただしくバタバタして、落ち着いた冷静な判断ができなくなってしまうことが多いです。
こんな時、吉田兼好の徒然草109段『高名の木登り』の教訓、
「油断大敵」を思い出します。
この段では、指示をしている木登り名人が高い木に登って作業をしている弟子に対して、高所では何も言わず、飛び降りても大丈夫な所で「過ちすな。心して降りよ。」(「落ちないように。気をつけて降りなさい。」)と声をかけるのです。
危険だと感じている時は気をつけているので良いが、もう大丈夫だと安心すると思わぬ事故が起きる。
「油断大敵」です。
特に、この時期、安全・健康に“心して”(注意して・気をつけて)
行動しないといけませんね。
折に触れ、自身に対して心せよと、気を引き締めていこうと改めて思っています。