夜。
小さな駅に降り立ち、
駅前の小さな商店街を歩いていた。
どこに行くのか?その答えは今や記憶にないが、
その時は、確固たる目的に向かって歩いていた。
前を歩いていた老婆と一人の男が急に大声で諍いを始めた。
お互い外国語だったと思う。
男は、持っていたバッグをポーンと放り投げて、走って逃げた。
どうやら物盗りだったようだ。
老婆はやれやれと言った感じで、
そのバッグを拾った。
何と治安の悪いところなんだろうと思った。
しばらく歩くとお寺の脇にでた。
大きな寺で、伽藍の瓦越しに、途轍もない大きな仏像が見えた。
正確には仏像なのかわからない。
立ち姿で、頭には装飾の紐が垂れ下がっている帽子を被っていた。
みたこともない巨大仏像が薄闇の中に立っていて、ドキッとした。
その時、ふと、お尻のポケットに入れた財布が気になった。
そっとお尻を触って、財布を確認すると
ポケットは空だった。
ああ、やられた、しかしいつやられたのだろう?
全く見当がつかない。
主のいないウォレットチェーンが、だらしなくベルトからぶら下がっていた。
現金はいくら入ってたっけ?とか
カード止めなきゃとか、思いながら
寺の後ろの門を出ようとした・・・・
ところで目が醒めた。
夢か・・。
起きて財布を確認した。安心した。
なんの暗示だろうか。
逆夢ってこともあるよな。
って事で、今週末、競馬で確認してみる事にする。