こんにちは、ひつじ課長です!

 

上昇相場であれば、短期売買で利益を出し続けるのは比較的簡単ですが、2022年のような下落相場では、短期売買で安定的に利益を出し続けるのはなかなか難しいですよね。

さすがに年に数回ある全銘柄が一斉に下落する相場では難しいですが、長期的な下落相場では、利益を出し続けられる方法があります。

異なる値動きをする業種の株式に分散投資+スキャルピング



私が実践している取引手法は、異なる値動きをする業種の株式に分散投資しつつ、小さな売買を繰り返し、利益を積み重ねていくFXのトレード手法のスキャルピングと組み合わせています。

面白いもので、幅広い株式銘柄を保有して長い間、毎日の値動きを見ていると、日経平均の上昇・下落と(1)同じ方向に動く業種、(2)反対の方向に動く業種、(3)関係なく動く業種など、業種ごとに違った独特の値動きをします。



 

分かりやすく単純化したイメージ図ですが、その日に、売りゾーンに入った業種の銘柄を売り、その売却益で買いゾーンに入った業種の銘柄を買います。そして、翌日も翌々日も同じことを続けます。
こうすることで、資金回転率を高めることができます。
こうした取引手法は、私が約20年の経験があるFX取引で、異なる値動きをするペアを見つけて行っていた取引手法を日本株式に応用したものです。

さらに、株式投資の場合、同じ業種でも、業界1位、2位、3位の会社に分散投資してすれば、毎日、保有銘柄の中で、少なくともいくつかの銘柄は売りゾーンに入る可能性が高くなるので、資金回転率をより向上させることができます。

2022年の下落相場での実績:年間約5%の売買益+約3%の配当金

 


2022年の下落相場の中でも、平均すると1日あたり保有株式の総額の約1%程度の金額を売買して、その約2.5%の売買益(キャピタルゲイン)を得ることができています。

例えば、保有株式の総額が100万円であれば、1日あたり1万円分の株式を売って利益確定し、250円の売買益を得ることができています。
仮に日本での取引日(平日)を年間200日とすると250円×200日=50,000円の利益になり、保有株式の総額に対して、年間で約5%の売買益を得られます。そして、約3%の配当金も得られているので、合計約8%で運用できています。

2021年の上昇相場での実績:年間約10%の売買益+約3%の配当金

 


2021年の上昇相場では、平均すると1日あたり保有株式の総額の約2%程度の金額を売買して、その約2.5%の売買益(キャピタルゲイン)を得ることができていたので、年間で約10%の売買益約3%の配当金で、合計約13%の運用ができました。

今後の暴落相場での見込み:約3%の配当金


こうした取引が少額の資金で日本株で可能になったのは、Line証券のおかげなので、この運用手法をはじめてから、リーマンショックのような資金の流動性が著しく低下するような金融危機での暴落相場は迎えていませんが、安定成長している自己資本比率の高い会社の高配当株への投資であれば、暴落時にも少なくとも約3%の配当金は得られると見込んでいます。

FXと株式との比較


スキャルピングは、FXと株式のどちらでもできますが、以下のとおり、FXの場合、通貨ペアによっては、保有しているだけで逆スワップ(金利の支払いみたいなもの)が発生するものがあり、理論上は、逆スワップを支払っても、利益がでるのが分かっていても、毎日、金利を支払うのはメンタル的につらいので、現状では取引手数料が少し高いですが配当金がもらえる株式でのスキャルピングの方が、幸せに投資を継続できると思います。
 

    FX

メリット:
・少額単位の取引でも手数料が安い。
デメリット:
・ペアによっては保有しているだけで逆スワップが発生(金利差相当額の支払い)
 

    株式

メリット:
・株式を保有していると配当が得られる。
デメリット:
・1株単位での取引の手数料が高い。

こうしたポイントも参考にして、自分でよく考えて、ぜひ自分の未来に投資しつづけられる自分自身の投資手法を探してみてください。

海外の報道から気になる記事



China Eases Zero-Covid Rules as Economic Toll and Frustrations Mount

HONG KONG—China eased pandemic controls on Friday, as the country’s leaders seek to lessen the pain of a stringent zero-Covid policy that has exacted a heavy economic toll and stoked rising public resentment.
(出典:The Wall Street Journal ウェブサイト)
https://www.wsj.com/articles/china-eases-some-covid-19-rules-even-as-cases-pass-10-000-11668150369?mod=hp_lead_pos4

<仮訳>
中国は、経済的な犠牲と不満の高まりに対して、ゼロコロナ政策を緩和
香港—中国の指導者たちは、大きな経済的犠牲を強いて、国民の憤慨の高まりを引き起こした厳格なゼロコロナ政策の痛みを軽減するため、金曜日に感染拡大の規制を緩和した。

<コメント>
中国でも、重要な政治日程が終わり、他の国々と同様に新型コロナウイルスの感染対策の緩和が進んでいくようです。
まだ、予断は許しませんが、年明けあたりからは、様々な業種のサプライチェーンが本格的に回復してくるのではないでしょうか。

昨日のキャピタルゲイン(売買益)


+910円

それでは、幸せな1日を!