膵臓癌と診断され今後の治療方法について医師と話し合った時の話をさせてください。
その時の医師とは担当医ではなく研修医(レジデント)の先生でした。
腫瘍が6センチもあり周りの血管にも絡みつき、胃にめり込んでいると言われました。
手術はできないので何のためらいもなく抗がん剤治療を受けることに決めたのですが、ここで驚くようなことを言われました。
どの抗がん剤を投与するか決めて欲しいと。
私達家族は抗がん剤の種類など全くわからなかったので即決できませんでした。
そもそも患者の体の状態を担当医が診断して、薬を決めるものではないのか?
末期癌だから家族に決めさせるのか?
何かあった時の責任逃れのためにこっちに決めさせるのか?
がん専門医ってこういう所なのか?
?ばかりでした。
あれだけ酷い状態のオヤジでしたから、家族に丸投げしたのかなと。
そういう風に捉えました。
しかし、そんな大事な話に担当医が来れないとは何とも言えない気分でした。
オヤジが入院中に個別の面談を申し入れても、学会だので忙しいやら研究に時間をさいてるやら、面会時間後の遅い時間ならばとのことで面談の約束を交わしてもすっぽかされて。
次の診察時に「論文書いたり、研究したいなら山に籠って一生やってろよ!患者の前に出てくるな!」と言いそうになりました。
ただ、痩せ細ったイジメられっ子のようなオヤジと小さく萎縮して震えてるお袋の姿を見て、怒りを飲み込みました。
悔しかった。
完全に足元見られ弱味につけこまれてる。
今思う事、怒鳴りつけてやればよかった。
命懸けで戦ってる皆さんの為にも。
オヤジのため、もちろん今の自分のためにも。
病院、医師が全てを守ってくれると思ったら大間違いです。
最後は家族や身近にいる人達です。
国民の2人に1人が癌になる時代。
私か病院で見てる限り癌患者が増大しているように思えます。
先生達の忙しさもわかりますが、懸命に戦っている患者さん、支える家族の気持ちを踏みにじらないで大事にしてあげてください。