痛みの解らぬ奴に、 人は救えない。 家族を持ったり、他者の保護など言語道断。 然し、 やってしまった過去は早晩償いを要される。 それでも形式は千差万別。
その結果、 長い時を超えて、 費やし、 悲劇と恐怖を撒き散らす。 鬼畜なる凶悪犯は影武者を丁稚上げ、 当の本人は何食わぬ顔で仮面を纏い、 日常を過ごす。
片や罪悪感に苛まれる法的無実は、 どれだけ重荷を背負うだろう? 張本人の尻拭いと解らず、 何を苦しまされているのやら。 罠と枷の代理人は止めていい。
逆に地雷を踏むなど予測もせず、 押した背中がよもや取り返しのつかない悲劇のスイッチになろうとは知る由もなく、 自分勝手なお山の大将は癇癪起こす。
どんなメッセージも奴等には届かない。 気に入らなければ、 後にシッペ返しを喰らおうと、 今現在の自分良がりで、 際限なく墜ち魄れる。 そして、 最悪の事態にしたり顔で、 自分は'1番無敵'と酔いしれる。
然し、 その真実は何時か白日の下に明かされねばならず、 仮面剥奪の時期を虎視眈々と見極める被害者達。 真に償う意思は、 何故悪意に揉み消されたのか?
我々は奴等に、 ぼくは君に何をしてあげれば良かったろう? そして何をしてあげられるのだろう? 正解だに見通せぬ暗闇を堂々巡りしているも変わらず。
'屑は死んでも改善不能'と愛を知らぬ、 良心無き少年が言った。 更生の意欲が無ければ、 どんなに懲らしめても無意味に等しい。 そんな奴等は死刑当日迄閉じ込めておくか? 娑婆(外の社会)へ出て行かせると、更なる危害は免れない。 その餌食になると、 一生背負うトラウマ。 報道経由でも、 ひしひしと伝わる惨劇に、 誰もが心を痛めた。 且つ、 恐れをなし続ける。
生きるのは辛い、 得体知れずは悍ましい。 それでも、趣味や好みに希望を見出し、 今日も疲れるまで動き抜く。 一心不乱に全集中をしていれば、 余計な観念に囚われず、 ノルマをやり抜ける。 降参は未だ早い。