先日、 ぼくの崇めるレジェンドが次々と崩御された。
どんなに高齢でも、 突然の逝去はショックが半端無過ぎる。 ジジイ早過ぎるんだよお‼︎の台詞が今も鮮やかな記憶。 貴方達こそ早過ぎるんですよおっ‼︎と言い返したい。 それでも、 年齢的には十分だろう。
功労者だから、 死こそ悲劇。 我等の記憶に、 朽ちも蝕まれも色褪せも無く、 寧ろ鮮やかに継がれて行く。
幼少から楽しませて戴き、 誰もが知る存在。 追悼の映像を見る度に、 且つ何度観ても抱腹絶倒必至の件。
逆に凶悪な死刑囚は、 宣告から執行迄の年月が長い程、 '漸くか'。 了見は雲泥の差。 誰かを死に追いやる不治の病を移してやりたい。 出来る事なら運命に逆らっても、 サイコパス呼ばわりすら厭わない覚悟。
奴さえいなければ、 助かった命。 同様に、 ぼくさえ生まれていなければ、 苦しめずに済んだ人々がいるだろう。 それこそ、 おれが早く死ねば、 皆喜ぶだろうな、 清々する事間違い無いよ。 自殺を望んだ思春期、 死に恐れを成した20代、 そして今、 突然死んでも楽だろうと高を括る不惑間近。 これ以上生きるの辛い? 気が済むまで眠れば良い。 時間を食い止め、 朝だに来さすな。 何なら歳も遡らせてあげようか?
出来る訳無いとか言える筈もなく、 只管寄り添い、 誰かの居場所になってくれ。 戸籍のデーターよりも人の記憶。 愛や絆が死後も尚、 生き永らえさせてくれるだろう。 死ぬ間際に満足の声を聴かせてくれ。