それは、実にヒョンな事だった。
人生どんな航路を進むか、自分でも判らない。
まるでアイツのマリオネットだ。自分では成す術だに思い付かず、呆気なく捻じ伏せられてしまう。
今迄の所業を悔いるべきか、 年貢の納め時に迫られる。
自分さえ我慢していれば…そんな自己犠牲は全く通らない。 寧ろ他人を巻き添えだ。
乗り越えた先に、新たな絶景が視える。
偽りで塗り固めしぼくを破って、 他者と痛みを分け合う。
原因をトコトン探り、極上の解決策を導く。
共に過ごした記憶は、ぼくを誘ってくれた。
一緒に語らい、同じ味覚を嗜んで、君と過ごした時は、正に桃源郷。 皆、君のお陰さ。
だからぼくはここにいる。今も生きている。
悔やまず、感謝し、突っ走ろう。