もう、アラフォーかと自覚させられる。誕生日を迎える度に、ぼくは憂鬱と化し、溜息をつく。年を又1つ喰ってしまったからだ。決して覆らぬ真実。
親を支えていかねば、おれがお母さんをおんぶして差し上げるべきなんだ。それ程の覚悟なしで、この先を進んで行かれるなど絶対思うなよ?!
折角出来上がったウクレレケースも、当然の如く皆が褒めてくれた。それなのに、ぼくは謙遜が過ぎた。褒められても、正直満たされないから。
結局誰に褒めて貰えれば満足するのだろう? 見返すべき相手は? 目的は? 自分に甘いぼくが毎度嫌になる。もういいよ、折角褒めてくれたし。
そうやって、今回も甘やかすのか? 今見ている番組が面白く、満足してるからそれで問題ないだろ? 自分の夢に向かい努力してる素振りもかんじられない。青春て何? 古傷しかない身分が、今更青春を語れる? 後半分の人生、大した偉業も残せず、逆に十字架を背負い続け死んで逝く。
おれが地獄に堕ちて清々する奴等は、どれくらいだろう? 多い様で、実は数える程しかいない。今迄の世界は、こんなにも狭苦しい、低俗だ…。
人の温もりと仲良しの様子を見るなり心弾ませては、人の闇と愛されぬ部分、勝手だったり汚らわしく、その所為で悲劇の事件が起こる。皆の心が纏めて傷つく。同じ過ちを繰り返さぬ様叩き込まれても、今まで現実に起きた事は数え切れない。戦争が終わったなんて、教科書の戯言。
当事者の古傷に時効もピリオドもないから。暇つぶし同然に何も考えず、人の心をヘラヘラと弄んだ罪は死んでも消えない、消せたり出来るか?
それでも加害者本人は全く覚えていなかったり。懲りずにヘラヘラと他所様を傷つけてしまう。そして、罪状は殊更重くなる。そんな奴が無自覚の侭、気楽に過ごし、ある日死ぬ。想像を絶する断罪で、地獄へも行かれない。記憶所か、精神的な準備も無く、容赦抜きに裁かれても当然。
逆に被害者本人が多忙過ぎて、トラウマのフラッシュバックが隙だに無ければ… それは別の話だが、おれは、自分と来世も戦い続けるから。
人に暴力を振るってでも、自分の正義を守りたい横暴な弱虫がいた。おれが嫌いな奴同士、滅ぼしあってくれりゃ本望と、したり顔にもなる。
争いを怖がり、人と交われない自分がいる。かと言って無関係者に牙を剥くのも完全なお門違い。無難に着かず離れずを、今はモットーに。