高校生の時も、ぼくはオリジナルのストーリーを紡いでいた。10年前も同様に…。
そして今も、ぼくはオリジナルのストーリーを紡いでいる。それは全く変わっていない。幼少から、実に相変わらずの所業。
然し、それ等は殆どが既存の作品に影響されている。
幼少期から支えられた多数のアニメ作品。
感銘を受けた人々が、いつしか大人に成長、自らも夢を提供する側へ仲間入り。
レストランで食べた料理が美味しくて、料理人の夢を掴む者、スポーツが大好きでアスリートの道を選ぶ者や、音楽に魅せられ、ヒット曲を次々と生み出すプロデューサーとして名を馳せる者、他色々。
ぼくもそんな彼等と全く同じ。誰かが自分のヒーローとなり得る。
感受性の豊かな時期に、大好きを精一杯吸収する。
やがて似通った作品を生みたくなる。例え、模倣だろうと。
若い頃の荒削りで未熟な頃、脳内構成の真っ最中は、何より至福な時で、精神的な居場所だった。
幾ら頓挫しても、未来のぼくが襷を受け取り、欠けているピースを加えれば良い。要はその連続。
自分の作品は、どれも可愛い。我が子同然。
現時点で未完全のままGOサインを出そうなど…
今すぐ始めたがりのセッカチには、よくある話。
心底好きなら懲りずに紡ぎ直し続けるんだ。