出来たら苦労しねえよ!! ヤサグレていた20代。障害を盾に荒れていた惨めな
自分。21歳の春、己が障害を知り遅かった、実に遅すぎたと涙に暮れていた。
解り合うにも決して楽じゃなかった。当然、家族全員を敵に回したりもした。
最初は、誰も信じたく無いから。そんなおれとも闘って今を生きているのに…
幼少期からの苦しみ、成長に連れ、格上相手は絶対服従。家でも学校でも
苦しみ過ぎた。我慢の限界。多感な思春期。ストレスに耐え兼ねパンクした!!!
おれはその時点だと既に成人。だから、障害者と言う枠に閉じ篭った。
大人だろうが子供だろうが、もう関係ない。'障害者なら', '障害者だから'と
甘んじて良い気になっていた自分に更なる試練が襲って来た…。
雑多に障害者達が同じ場所にいれば、学級と全く同じで誰もが平等扱い。
良くも悪くも。おれ個人の意見を最優先で聞こうともせず…
ぼくは障害者たるを口実に威張り腐っていた。横着にも程が有る等知らず…
理解だにする気の無い奴らに反発心を抱く。「おれは障害者だ!!!」
「手足もあるのに?」 「目も見えているのに?」 「耳も聞こえるのに?」
「言葉も話せるのに?」 「自由に動けるだろぉがぁ」 「何処が変なのさっ…」
「見た目で決め付けやがる!!! 心の目は節穴かァ?」
もうおれは、沢山だ。我儘言わせてくれ、耐えかねてるから… お願いだ…