生野菜や果物には「酵素」が多く含まれています。酵素は、摂取した食べ物を消化分解するほか、栄養の吸収、皮膚や骨の育成、免疫の促進、老廃物排泄など、カラダにはとても重要な働きを担っています。
また、手足を動かしたり、呼吸したり、物事を考えるのも酵素の働きで、「酵素がなければ私たちは生きていけない」とさえ言える生命の源です。
酵素は、食べ物に含まれる体外酵素（食物酵素）と体の中に存在する体内酵素（潜在酵素）に分類されます。そして、体内酵素は私たちのカラダの中で作られ、下記のような『消化酵素』と『代謝酵素』の2種類に分かれています。
■消化酵素
食べ物を体内で消化して、必要な栄養素を取り込むために必要。唾液、すい液などの消化液に含まれるほか、腸内の微生物も消化酵素を作り出している。
■代謝酵素
栄養素を元に身体の各細胞を作り上げたり、呼吸や運動に欠かせない化学反応に関わっている。また、老化防止、毒素の解毒、免疫力や自然治癒力にも働くなど、生命に関わる重要な役割を持っている。