卵巣がん ネガティブの壺 -6ページ目

卵巣がん ネガティブの壺

闘病という括りにはなりますが、元気を貰える系…
ではありません。

私の愚痴・怒り・悲しみ・苛立ちなどをこの壺に
カー!ペッ!と吐き出して、少しでも楽になれたら、
またちょっとだけ上向きになってみるか、って感じ
です。

先月9月27日

父が亡くなった。

肺炎から肺がんも発覚し、春頃

から病院に付き添っていたけれ

ど、9月1日に緩和病棟へ入院。

27日に逝去。

急いで夫と病院にかけつけたけ

ど、看取る事はできなかった。

呼吸器系はいつ息が止まるか予測

不可能らしく。

こんなに急に亡くなるとは思わず

入院が長引けば?退院しても歩け

なくなってたら?
病院に入ってオムツをつけ始めた父。
介護の道が見え始めて、正直気持ち

が重くなり、そんな自分の事ばかり

心配していました。

でも、父は私が心配していた事全て
を引き取って逝ってくれました。
最後まで自宅で過ごし、本当にもう
自分で生活をするのが困難だと判断

し、自ら入院を希望したった1ケ月の

入院で私達姉妹を解放してくれた事

になります。
これ以上最小限の負担って、そう
無いと思います。

その1ケ月に私は十分に優しくでき
たのかな。
いえ、できなかったと思います。
そんなに差し迫っていたなら、無理し
てでも、もっと詰めて行けば良かった。
早く治ってまたお寿司食べよう、と声

をかけてあげればよかった、と後悔ば

かりの日々。

 

そんな中、去年の秋に父にせがまれて

一緒に行った日帰りバスツアーのブロ

グに気づいた。

自分も病人で疲れたし、ワガママ放題

の父にキーッとなったりして、あまり

楽しそうにしてあげなかったけど。

後日、妹が父が旅行に行けた事を喜んで

いたと知らせてくれた。

 

約1年前の1万円の激安ツアーが最後の

贅沢になってしまったけど、この旅行

の件だけが、今の私の心を慰めてくれて

いる。

今年も行けていたら。

私も楽しかったよ、と言うつもりだっ

たのになぁ。

 

お父さん、ありがとう。

長い間、頑張ってくれました。

おつかれさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


をかけてあげればよかった。