この年末にまさかというお知らせ
時期外れ。
でも生まれてる。怪しいなとは思ったけれども・・・
ケニゼブラスキンク、5匹産まれました!!
どの子もとっても元気です。
販売サイトにてさっそく掲載していますのでご興味おありの方は、ぜひぜひ。
意外と競争率が高い(各イベントで完売の上に、追加要望までいただいてました)ので、お探しの方はこの機会お見逃し無く!!
暗黒神・来日
Eublepharis angramainyu
ヒョウモントカゲモドキと同属でイランやイラクに主に分布しています。
本種の種小名「Angramainyu」は生息地に根付くゾロアスター教の神に由来します。神と言えども善神ではなく悪神、要するには魔王アンラ・マンユのことです。ファイナルファンタジーフリークにはお馴染みのメテオ連発の嫌~な一つ目怪物、アーリマンの事ですが、あれはイラストレーター天野義孝氏のデザインであり、本来のアンラ・マンユがあの巨大目玉のオヤジである訳ではございません・・・というよりも姿形に関して定まっていない存在なのでしょうが、具現化する際には蛇や爬虫類のような姿をしているとのことなので、トカゲモドキに冠する名としても悪くは無いでしょう。蛇竜アジ・ダハーカを生み出したことでも知られますが、これはもしかするとアンラ・マンユ自身の具現化したものと同一なのではないでしょうか?ちなみに私は天野氏を幼少よりリスペクトしております。
外見の印象はヒョウモントカゲモドキに似ていますが、明らかに異なるのはまずサイズ感。全長20cm近い個体がまだバンドが濃く残り、黄色の発色も無い幼体の面影。ちなみに霧吹きすると「プギャー!!」とヒョウモンベビーさながらの雄叫び(笑)
後頭部が大きく張り出し目は細く小さく、野性的で精悍な印象ながら憂いのある顔立ちをしています。アメリカトカゲモドキ属Coleonyxにも通じる顔立ちでしょうか。若い個体はベアフットゲッコー(Coleonyx switaki)に似ているような似ていないような??尾はヒョウモンに比べ少々短めです。
特に頭部のピグメントはほとんどの個体がストライプ状。
入荷速報&イベント告知
この冬もやって参りました、ドイツ便。
間もなく入荷するラインナップをちょこっとご紹介。
アグリコラクチサケヤモリ
Eurydactylodes agricolae CB ペア
ニューカレドニアの風変わりなツリーゲッコー。壁チョロではなく、枝に掴まってる事が多いです。鱗のゴツゴツ感が古代生物を想わせるような外観に、名前の通り耳まで裂けた(ように見える)口が印象的。ゆったりした動きなのは類似種のミカドヤモリ属に通ずるものがありますね。英名でカメレオンゲッコーなどとも呼ばれることが本種のキャラクターをイメージしやすいかも知れません。
飼い込むとサイズの割にはガッチリした体格になり、まさにミニ恐竜のようになります。大好きなヤモリですね。良いサイズで入荷しますので繫殖にチャレンジしてください!!!
ヴィエヤールクチサケヤモリ
Eurydactylodes vieillardi CB ペア
激レア!!!!
ただでさえまだまだ目にする機会の稀な種であるアグリコラエと同属の、更にレアなクチサケヤモリが入荷!!
アグリコラとのパッと見の違いは、本種の方が頭部の鱗が大きく、明るい体色であることでしょうか。網目の模様が美しく、より高級感が漂います(笑)
国内に入荷した例があるかは分からないのですが、まずそうはお目にかかれないヤモリである事に間違いありません。ペアでの入荷。これはもうぜひブリーディング狙うべきですね!!
オニタマオヤモリ
Nephrurus amyae CB ペア
言わずと知れたカミナリ小僧こと、大型のオージーランドゲッコー。
アダルトサイズの即戦力ペアの入荷!!
そしてそして・・・・
遂に!!遂にあの「トカゲモドキ」が上陸しますよ!!!
ゾロアスター教の創造神にして邪竜アジ・ダハーカを生み出した悪神、アンラ・マンユ。
その名を冠し、かの湾岸戦争真っ只中に注目された、あの幻のトカゲモドキ・・・
オバケトカゲモドキ
Eublepharis angramainyu CB ペア
ヒョウモントカゲモドキと同属でも外観は似て非なり。幅の広い大型の頭部、豹柄というよりは網目状のピグメントを持ち、野性味のある顔つきがたまりません。孵化直後に既に全長11cm、成体では30cm近くに達する大型種!!
私の長年憧れの種でした。
・・・感無量です・・・(遠い目)
今年はトカゲモドキのレアな種が当たり年でしたね。
我ながら濃いラインナップになりました。
また到着の折には画像載せますので(今回は頑張りますよ)お楽しみに。
そして今日はこれだけでは終わりません。
とってもステキなイベントのお知らせです!!
[The Tremper Night]
~一夜限りの爬虫類祭! トレンパー海賊団 presents 「ザ・トレンパーナイト」
世界一有名な爬虫類ブリーダーVS日本一有名な爬虫類ライター 阿佐ヶ谷の大決戦~
☆内容
今年8月、待望の初来日を果たした世界一のブリーダー、“ヒョウモントカゲモドキの父”ことBig Daddy、ロン・トレンパーがこの日のために緊急来日!!
迎え撃つはトレンパーに息子と呼ばれた男、Mr.ハリウッドこと、ビバリウムガイド冨水明氏!そして冨水氏率いるトレンパー海賊団!
ひょんなことから親子の契りを交わした二人が、ヘビ、トカゲ、カメなど爬虫類の現在、過去、未来を徹底的に語り合うスペシャルナイトです。
トレンパーはこの日のためにヒョウモントカゲモドキの最新未発表品種や、自身が発見した新種のカメやカメレオンの画像を世界に先駆けて発表。トークショーのほかに大プレゼント抽選会など内容も盛りだくさん。
マニアから初心者、はたまた通りすがりの人まで驚愕すること間違いなしの3時間半。どうぞお見逃しなく!
☆出演者
ロン・トレンパー氏(世界一のヤモリブリーダー。テキサス在住)
冨水 明 氏(爬虫類雑誌ビバリウムガイドのメインライターにして現場監督。横浜在住)
☆日時・場所
2011年 3月 5日(土)
阿佐ヶ谷 ロフトA
☆時間
18時開場 19時開演
☆入場料
限定前売り券 3000円(座席および、この日のためのスペシャルお土産付き。数に限りあり)
当日券 2000円(立ち見or丸椅子)
これは楽しみですね!!!私も何とかかんとか参加したいと思います!!
それでは、また~
寒くなってきた
一気に気温が下がった。
エアコン代が身に沁みる季節になってきましたねぇ。
今年も残すところ2ヶ月足らずに。色々ありましたね、って回想するにはまだ早いか。
セール商品のお問い合わせも数件いただいてます。大特価にてお出ししていますのでご検討の方はぜひ。
早い者勝ちですよ~
携帯画質で申し訳ないですが、ちょこっと飼育個体のご紹介。
アリヅカナキヤモリ CB
Hemidactylus triedrus
パッと見にニホンヤモリと区別付かないような種も多数擁するナキヤモリHemidactylus属の中にも、ゴツゴツ系や大型種が存在する訳ですが、本種は20cm近くとそこそこのサイズになり、大きな頭につぶらな大きな目、ボッテリ体型、コントラストの効いた独特の模様とフトユビヤモリのようなトゲトゲ感も持つなんだかオイシイヤモリなのです。
原産国はインド、パキスタン、スリランカと、ワイルドの輸入は難しい国だけに、海外ブリーダーの繫殖個体がわずかに流通する程度です。
非常に頑強で環境にもうるさくなく、とっても飼育向き。難なくピンセットから餌を採ってくれます。
蓋開けただけで上を見上げてきて餌待ちするところもかわいい。
ただちょいと突発的な動きは速いかな。あまりハンドリングを考えなければ良いペットカベチョロではないでしょうか。
ペアで持ってるので、繁殖させてみたいですね。画像の個体はまだ15cm弱のヤングですが、導入時より明らかに大きくなってますから成長はかなり早いですね。
本属には他にも魅力的な種として大型かつゴツゴツ系のヒョウモンナキヤモリ(Hemidactylus maculatus)、
スポット模様の美しいプラシャードナキヤモリ(Hemidactylus prashadi)、見るからに大物の存在感を放つオオナキヤモリ(Hemidactylus giganteus)などが少数流通します。
それでは、また。
ん?
今日はダラダラ書いてみる
何か久しぶりにPC前でドッカリ座ってるので、なんとなくな爬虫類話をしてみます。
別に為になる話は何にもありゃしません。ただの長い呟きです。
ぶりくら終わって(ちまたはとんぶり終了ネタに沸いてますね)、生体が一気に減ったと思ったら、また同数くらい新たに導入してしまい、結果忙しさは変わらない、でも数は同等でも種類数は一気に増えてちょっと楽しくもある毎日です。
ダラッといきます。
まずはレオパことヒョウモントカゲモドキ。
今年はトレンパー氏作出のバンディットの系統を買い漁りました。
ちなみに「バンディット」とは「山賊」の意味で、吻端と目の間に横一直線(乱れるものも)の模様が入りちょっとワルっぽい模様変異のことを言います。どうも劣勢遺伝するようで、セレクティヴブリードの賜物な訳ですが、バンディットをジャングルやボールドストライプとかけたものもおそらくのところインボイスに「バンディット」が入るものもある為、若干混乱しがちな部分もあります。まぁ、それよりもまだそんなに国内で見かけるモルフではないし、ジャングルやストライプとどうこうって言っても、これまた元々バンディット自体がジャングルっぽいので、よく分からんと言えばそう。定義がイマイチ分かりづらい。
ちなみに、バンディットはどうも体色が明るいレモンイエローを発色する傾向が強いように思います。
何たってあの色模様が好きなんです。アルビノやら何やらよりも、本来模様クッキリなのが好きなので。
なんだかホッとするじゃありませんか。
現在オス4、メス2の計6匹ストック中。内4匹は来期種親候補です。
で、ビバガの最新号で紹介されていたように、USのブリーダー勢はたいがい高温・ミールワーム・閉所飼育に寄っており、そこで育った個体は確かに頑なにコオロギに見向きもせず、また高温でないと摂食もままならん、人に餌をねだらないという呈で、初めは泡を吹くわけですが、そこはウチとしては食わなかろうがどうだろうがコオロギに慣らせていってまして、現在一番大きなオス個体以外は安定してコオロギをパクついてくれます。そのオス個体も最近はようやく夜間の間に複数匹のコオロギ食ってくれているようで、やっと軌道に乗り出しました。ちなみにまだパネルヒーター系入れてないんで、高温飼育っていう面も我が家流に慣らせてきてる感じです。もちろん本来高温飼育が理想なのは承知ですけど、他のトカゲが冬眠などする時期、ある程度寒さ慣れしといてくれないと冬場がしんどいので。
そんなとこです。来年バンディットの新仔見れるように頑張ります。
続いてはトカゲモドキでないヤモリ。
こちらはまずマルモラータビロードヤモリのウェスタンフォーム。これはえげつなく美しいので、来年ポンと産ませたいけどもメスがまだ少しサイズ足りないので、繁殖はもうちょい先になるかもです。あっため中って事で。
で、先日導入したかつてのダコタカベヤモリこと、アリヅカナキヤモリ(Hemidactylus triedrus)がスマッシュヒット。良いヤモリなのは知っていたし、ずっと欲しかったんですが近年流通はほぼなく、年に1、2度パラッと入るかどうかって感じでペア揃えるのも難しい印象だったんですけど、今回ペアで入手でき、これまた飼ってみると本当に良いカベチョロで。見た目もカッコよさと綺麗さが両立して、また気持ちいいくらいよく食べるし、壁面だけでなくて流木なんかにもよく捕まって頭持ち上げてたりして、佇まいも素晴らしい。
まだ10cmほどと若い2匹だけれども、この分だとむくむく大きくなりそうなので来年にはもしかして良い感じにならないかしらと期待。いや、Hemidactylusのインド系はええですね。
グローブは来年も少し数出したいですね。人気はそれほどないかも知れないけど、本当に良いランドゲッコーだと思います。CBはかなり綺麗に育ちそうな感じも。少し単価落とせれば、売れるかな?
で、実は最近力入れかけてるモニター。どっちかってともちろんのことドワーフ系統。
キサモニターがトリオで組めそうなので、内1ペアはいいサイズになってきてるから来年ちょっと挑戦。おそらくネシアンドワーフ・・・チモールコンプレックスの中でも小さいサイズなのではなかろうかと思うので、省スペースでうまく繁殖にもっていきたいところです。
最近入ってるセラムも気になってますが、場所が最終的にどれくらい確保できるか、もちろん手間も含めて考えどころ。さほど大きくならないと思うんですけどね、見た感じ。
あと、最近入ってないけどシミリス欲しいんですよね。あの白黒カラーがやっぱり良い。どこかで見かけたらご報告ください。
オージードワーフは今いるギレニーかな、とりあえずはコイツを頑張って殖やしたいと思います。ただメスがちょっとまだ若いかな。
最後にスキンクは。
こちらは可愛くフェルナンデスことファイアースキンク、頑張ってみます。聞く話では癖がありそうだけど、今のところ絶好調に過ごしてるので、数がもう少し欲しいとこです。安価で綺麗なトカゲ、何とか1から殖やしてみたい。
あとは新規導入した日本の至宝バーバートカゲと、中国のヨツスジトカゲに、グランカナリアカラカネも加えて「ブルーテール軍団」を作り上げたいなと(笑)・・・ってここまで書いて今更思ったけど、そんなにもしも、仮にもしもレオパだヤモリだスキンクだと、うまくいったら場所どうする・・・??って感じなんですけどね・・・
たぶんゼブラスキンクやアルジェリアだってまた来年あるだろうし。
あれもこれもと、限られた時間と場所でどこまでできるか分かりませんけども・・・もちろん惨敗するかもですが・・・
来年もちょっと違うラインナップを加えられるように、頑張りますよ!!
・・・・・長くなったな。妄想はさておき、寝よう。