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プリンス自動車っていう自動車会社があったことをご存じですか?

プリンス自動車工業は1947年に創業、以後変遷を経ながら1966年に日産自動車と合併するまで存在していた自動車メーカーで、今の日産の技術の高さはこのプリンス自動車工業のおかげともいえます。

有名な日産スカイラインシリーズは元はプリンス自動車が開発した車なんですよ。今の日産は実質フランスのルノー傘下にあり、技術的にも車のデザインも二流になってしまいました。日産とルノーはアライアンスという状態で互いの株を持合い、平等のように扱われているようにみえますが、実はこのルノーという会社、元フランスの国営企業で、現在もフランス政府が15%の株を保持しており且つ議決権を掌握しているため、日産も同じく15%の株を持っているにも関わらず、影響力を行使できない状態にあります。
また、ルノーは日産の半数近い株を持っているので、実質日産はルノーの子会社となっています。現在の社長はルノーと共通のカルロス・ゴーンです。
カルロス・ゴーンは利益率を上げるため、一つの部品に対して最も安い値段で供給できる下請け会社からしか納品させない方針をとったため、日産は業績改善とは裏腹に信頼性の低下と、多くの日本の下請け企業の倒産を招きました。ルノーは日産より規模が小さく、質の低い安価な車両を生産する会社でしたから、日産にとって最悪の提携だったと私は思います。(まあ中国や韓国よりかはマシだとは思いますが)

プリンス自動車時代の車両とルノー傘下の日産と見比べてみてください。

プリンス時代


ルノー・日産時代

デザインの質が落ちたと思いませんか?(個人個人の趣向にもよりますが)
質だけではないんです。プリンスや純日産時代は「技術の日産」「販売のトヨタ」と呼ばれるほど、世界でも先進的な技術を持っていました。 しかし上記のように呼ばれるだけあってトヨタに販売力や価格面でトヨタに負け、倒産に追い込まれました。ルノーが救済したため倒産にはなりませんでしたが、今やトヨタとは比べられないほどの技術格差ができてしまいました。 
私としてははやく昔の姿に戻ってほしいです