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"「DSC-WX300」" ソニーのサイバーショット「DSC-WX300」は、光学20倍のズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラの中では世界最小で最軽量の製品だ(2013年2月27日現在)。
【写真で見る「DSC-WX300」:詳細画像、作例集】
ソニー製品の中ではすでに光学20倍ズームに対応したコンパクトデジカメは「DSC-HX30V」(2012年3月発売)が存在するが、WX300はさらに小さく、性能の向上が図られている。小型化・高性能化を得意とするソニーらしい製品と言える。
●光学20倍ズームとしては世界最小
WX300はHX30Vの後継機というわけではないのだが、コンパクトデジカメで光学20倍ズームに対応した先輩モデルとして比較対象にして見てみよう。
まず大きさを比べると、HX30Vが106.6(幅)×61.9(高さ)×34.6(奥行き)で、WX300が96×54.9××25.7ミリと、横幅と厚さが約10ミリ、高さも約7ミリほど小さくなっている。
HX30Vもそれほど大きいという印象はないのだが、横幅と厚みがさらにサイズダウンされたことでWX300は持った際にひときわ、小さな印象を受けた。
ボディも軽くなっており、HX30Vが約254グラムなのに対し、WX300は約166グラム(ともにバッテリー及びメモリーカード含む)と、約90グラムのダイエットに成功。
搭載しているバッテリー自体、違うのだが、撮影可能枚数も約500枚(CIPA準拠)と、HX30Vが約320枚だったのに比べて増えている。
小さくても力持ちならぬ、小さくてもスゴイのがWX300だ。ちょっとした旅行なら充電器を持たずに出かけられるのがいい。
ちなみに現在、店頭で選択できるカラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色だが、4月5日には新たにブラウン、レッド、ブルーの3色が追加されて、合計5色の中から選べるようになる。
●優秀なプレミアム・ハイズーム
気になる光学20倍ズームだが、搭載しているレンズは10群11枚(非球面レンズ5枚)の“Gレンズ”で、明るさはF3.5(ワイド端時) ~6.5(テレ端時)と、昨今人気の明るいレンズを搭載したモデルに比べると標準的と言えるスペックだ。だが、WX300のもっとも優れている点は、20倍ズームでも手ブレを防いでキレイな写真が撮れることだ。
「プレミアム・ハイズーム」と銘打たれているとおり、20倍で撮影してもブレて失敗写真になる危険性が格段に減っている。これは、従来からのジャイロセンサーを使った手ブレ補正機構に加え、アルゴリズムを進化させることで、HX30Vに比べて約2倍の補正能力を実現させているためだ。
手ブレ補正はシャッターを切る瞬間だけでなく、カメラを構えている最中でも常に作動するのもいい。
そのおかけで、ブレて構図が定まりにくいといったこともほぼない。
とくにズームして望遠端の500ミリといった超望遠の焦点距離では、ちょっとした動きでさえ被写体を外す事が多々ある。
一度被写体を外すとズームしたままで見つけるのは困難で、結局ワイド側に戻してから再びズーム操作をするといった手間が増えてしまうのだが、こういった機能のおかけで快適な撮影を満喫できる。
快適と言えば、AF速度が速いのもこのモデルの特徴。通常撮影で最速0.14秒、光学20倍ズーム時でも最速約0.17秒でピントを合わせてくれるのだからサクサクと撮ることができる。
実際、屋外で光量も十分な場所ならカメラを向けてシャッターボタンを半押しすると素早く合わせることができた。
最短撮影距離もレンズ先端からワイド端時で約50ミリ、テレ端時で約200ミリまで寄って撮影することができる。
●誰でも簡単に撮影できる「プレミアムおまかせオート」
機能がすごくても、コンパクトデジカメなら誰でも簡単にキレイに撮りたいもの。
WX300は、撮影シーンや撮影者の状況に合わせて自動調整してくれる「プレミアムおまかせオート」を搭載しており、カメラを向ければ、夜景や風景、マクロといった11種類の撮影シーンと被写体の動きや三脚の有無などといった4つの撮影者状況を組み合わせた合計44パターンの中からもっとも適した設定を瞬時に行ってくれる。
撮るのが難しいと言われる暗いシーンでは、最大6枚の連写画像を重ね合わせてノイズを低減し、画質のよい1枚を撮ることができる。
また、逆光シーンでも、明るさ(露出)を変えた3枚の連写画像を重ね合わせ、白とびや黒つぶれを抑えた自然な一枚にしてくれるので、カメラの機能を全部知らなくてもいい写真を残すことができるのだ。
画質面もユーザーが満足できるよう配慮されている。有効1820万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載しているので暗所の撮影にも強く、デジタル一眼カメラ「α」にも搭載されている、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」がノイズを低減し、鮮やかな色彩の写真に仕上げてくれる。
ISO感度は最大12800まで対応する。
●Wi-Fi接続でスマートフォンに写真を転送
WX300はWi-Fi接続機能を装備している点も見逃せない。スマートフォンやタブレットに専用アプリ「PlayMemories Mobile」をインストールすることで、カメラから写真や動画を転送することが可能。
アプリはiOSとAndroid版が用意されている。
もちろん、Wi-Fi接続できるパソコンにも転送することが可能だ。
画像転送以外にも「スマートリモコン」といったスマートフォンやタブレットからカメラをリモート操作する機能もあるので、自分を入れた記念撮影など離れた場所から操作することもできる。
アプリを利用するには最初にカメラとスマートフォンなどの端末をWi-Fi接続させないといけないのが少々面倒だが、一度使ってみれば次回からは迷うことなく操作できるはずだ。
そのほかにもDLNAレンダラーやWi-Fi Directといったネットワーク対応のテレビに写真を転送して大画面で楽しむこともできる。
小さなボディに最新の光学20倍ズームを搭載したWX300は、普段、通勤や通学に使うカバンの中に入れておいてもいいし、旅行にもカメラの大きさを気にせず持って行ける汎用性の高さが魅力。
スマートフォンが普及してきている今、Wi-Fi接続にも対応しているのもポイントだ。
HX30VのようにGPS機能こそ搭載してないが、その分だけ小型で性能も向上している点は筆者的に好印象。
簡単キレイに写真が撮れるプレミアムおまかせオートもあるので、いつでもどこでも誰でも使えるカメラと言える。
[野村シンヤ,ITmedia]
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