こんにちは。
ちょっと前、大阪のBOOK OFFで面白い本を見つけた。
大相撲写真画報 双葉山 別冊ゴング1月号増刊。
昭和54年1月20日発行。
定価980円。
日本スポーツ出版社。
BOOK OFFで、108円(税込み)で入手。
今から約35年前の本です。
第35代横綱「双葉山」(本名:穐吉定次)。
相撲界で不滅の69連勝という大記録を打ちたて、
1年2場所の時代に全勝優勝8回を含む12回の優勝など偉大な業績を残し、
後に「昭和の角聖」「相撲の神様」とまで称されるようになった昭和の大横綱。
しかし、その人生は波乱に満ちた人生だった。
幼少の頃、右目を失明する事故に遭遇、
11歳の頃には父親の家業(海運業)の手伝いをする際、
右手小指の一部をウィンチに巻き込みつぶしてしまうという二つの大きなハンディは、
あまり知られていない。そのハンディにも関わらず、
だれにも悟られぬよう人一倍稽古に励みつくった、69連勝という大記録だった。
引退後は、新宗教の信者として、公務執行妨害で逮捕される事もあった。
その後は、時津風親方として弟子の指導にあたり、
相撲協会の理事長としても、さまざまな改革に取り組み、
その活動は現在の相撲界に大きな功績として引き継がれている。
現役としては、昭和2年から昭和20年まで活躍。
横綱としては、昭和13年から引退する昭和20年秋場所まで7年間務めた。
双葉山の名言としては…
「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく」
「相撲ぐらい怪我をしないスポーツはない」
「相撲は体で覚えて心で悟れ」
「われ未だ木鶏たりえず」
「勝負師は寡黙であれ」などがある。
ちなみに、大相撲においての連勝記録は…(平成26年11月現在)
双葉山が69連勝で第1位。
第2位が63連勝の横綱白鵬。
第3位が53連勝の横綱千代の富士。
そして、この本の中を見てみると、当時の番付表が付録になっていた。
また、写真も豊富で、カラー写真も何枚かあった。
使用されている紙は時代を感じさせるもので、印刷も荒い感じ。
かなり歴史を感じさせる本である。
もちろん僕は、双葉山の現役時代は知らないが、その名をよく耳にする。
昭和43年12月16日死去。56歳没。
今、大相撲が脚光を浴びる中、日本の大相撲の歴史を学んでも面白いかもしれない。
日本の大相撲の歴史、例えば…
その昔、浪速区に大阪国技館 城東区に大阪大国技館があった事はあまり知られていない。
日本の大相撲、奥が深い。
では、また…