こんにちは。
この前、自分の部屋の片隅から、1枚のDVD-Rが見つかった。
DVD-Rを再生してみると、今は無きエキスポランドや万博記念公園が映っていた。
SDカードを記録媒体とした安価なビデオカメラで撮影された映像。
今から10年前ほどに撮影された映像。
今、観ると、昔の8mmフィルムカメラで撮影した質感の映像。
いい意味で風景の光と影がレトロに映っていた。
映像を見ると、若かりし頃の僕が映っていた。
でも、疲れた顔をして、顔が今より太っている。
肌の質感には若さを感じられたが、幸せには見えなかった。
でも、この時、撮影された映像の事をあまり覚えていなかった。
僕がビデオカメラを回す事は、この時、以来なかったから、この映像がある事を忘れていた。
考えたら、昔の事って、忘れている事が多い。
忘れてもいい事、どうでもいい思い出、時間が経過した出来事は忘れている。
ただ感情を伴った出来事、思い出は、しっかりと覚えている。
心の底から笑った事、悲しくて泣いた事、恐怖を感じた事、強いストレスを受けた事…
恋愛において人を好きになり、激しく想った事、夢が叶った時の事…
忘れたくても、忘れられない記憶、思い出たち。
これは僕の心の財産として、今も光り輝いている。
反対に、思い出したくても、思い出せない記憶、思い出、出来事がある。
どちらかといえば、思い出せない事、忘れている出来事が多い僕。
そういう思い出や出来事は、本当に思い出せない。頑張っても甦らない。
僕の頭の中から消えて無くなっている。
それは、思い出、出来事、人の顔と名前、その時の自分自身の事…。
もしかしたら、僕の脳が記憶の整理を自動的にしているかもしれない。
僕に必要な記憶は残されて、不必要な記憶はどんどん削除されている。
でも、時々、その忘れてしまった思い出、出来事を思い出したくなる時がある。
頭の中を過去の時間に戻して、思い出そうとする時があるが…
どうしても思い出せない事がある。思い出せる事は少ない。
もしかしたら、思い出さない方がいいのか!?
僕にもよくわからない。
忘れられた記憶。
それは、必然なのか、偶然なのか、僕にはわからない。
ブログをはじめてからの5年間は、自分の記憶はブログの中にある。
特に記憶がないのは、1992年~1996年。
この時期に、当時、付き合っていた人と東京へ行ったと思うが…
その記憶があまりない。
僕がはじめて両国へ行ったのは時だった。
覚えているのは…
坂本龍一さんの『sweet revenge』というアルバム(CD)を聴きながら新幹線に乗っていた事。
「Anna」というボサノバの曲を気に入って、何回も聴いていた事。
JR両国駅周辺を歩いたと思うが、全く覚えていない。
僕の記憶。
記憶として覚えていられる事は、加齢とともに少なくなってしまうかもしれない。
ブログもいいのだが、日記を書こうかな!?
自分の手でペンを走らせ、紙に記録を残す。
アナログではあるが、一番堅実で記録として残る方法だ。
自分の中の記憶、出来事、思い出。
これからちゃんと整理をしていきたいと思う。
記憶の整理。
では、また…