久しぶりの書き込みだが、生きている。


1ヶ月の旅を終え、生きて戻ってきた。


そして次の1ヶ月、ひきこもる。

4月24日の深夜に第一報。

その後2日遅れで各社の報道記事として公になった。

 

けれど、詳細がわからない。

報道記事も関係者に回った第一報の内容を超えるものではない。

 

真実はわからない。

 

 

解散後は付き合いも薄くなってしまったが、

30年以上の仲間のひとりだった。

たくさんの時間を共有した。

 

旅先で育ての親の死の知らせを受け、

宿の廊下でひとり涙していたとき、

声を殺して泣く私を見つけて、

強く抱きしめてくれたことを思い出す。

 

その彼女があまりにも早く逝ってしまった。

 

ご冥福を・・・と思いながらも、

実感がわかない。

浮遊した現実。

 

別れは必ず来るものだが、

今はまだ、その別れ方が頭で整理できないでいる。

 

 

 

 

年収数百万円の貧困庶民層が、
どれほど人生という時間を労働に費やしても、
金銭的な幸福感に包まれることは一生無い。

格差是正などと声高く挙げながら増税・納税を強いる欺瞞。


もはや世界はハッタリだ。

金のある奴らだけが、金が貯まるようなシステムが出来上がっている。
金の無い奴らは、いつまでたっても貧乏くじを引かされている。


1円でも多く税金を取り返そうとする申告努力のむなしさ。


こんな世界に阿呆面よろしく迎合して生きていくわけにはいかない。


生徒諸君に寄せる


〔断章一〕


この四ヶ年が

    わたくしにどんなに楽しかったか

わたくしは毎日を

    鳥のやうに教室でうたってくらした

誓って云ふが

    わたくしはこの仕事で

    疲れをおぼえたことはない



   

   

〔断章二〕

 
  
(彼等はみんなわれらを去った。

 彼等にはよい遺伝と育ち

 あらゆる設備と休養と

 茲には汗と吹雪のひまの

 歪んだ時間と粗野な手引があるだけだ

 彼等は百の速力をもち

 われらは十の力を有たぬ

 何がわれらをこの暗みから救ふのか

 あらゆる労れと悩みを燃やせ

 すべてのねがひの形を変へよ)


   

 
  

〔断章三〕


   

新らしい風のやうに爽やかな星雲のやうに

透明に愉快な明日は来る

諸君よ紺いろした北上山地のある稜は

速かにその形を変じやう

野原の草は俄かに丈を倍加しやう

あらたな樹木や花の群落が

   丶

   丶

   丶

   丶

   丶

  
 

 




  

〔断章四〕

   


諸君よ 紺いろの地平線が膨らみ高まるときに

諸君はその中に没することを欲するか

じつに諸君はその地平線に於る

あらゆる形の山岳でなければならぬ

   

  

 

〔断章五〕


   
サキノハカ丶丶丶

            来る

それは一つの送られた光線であり

決せられた南の風である、

諸君はこの時代に強ひられ率ひられて

奴隷のやうに忍従することを欲するか

むしろ諸君よ 更にあらたな正しい時代をつくれ

宙宇は絶えずわれらに依って変化する

潮汐や風、

あらゆる自然の力を用ひ尽すことから一足進んで

諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ

   

  

 

〔断章六〕


   

新らしい時代のコペルニクスよ

余りに重苦しい重力の法則から

この銀河系統を解き放て

   

新らしい時代のダーウヰンよ

更に東洋風静観のキャレンヂャーに載って

銀河系空間の外にも至って

更にも透明に深く正しい地史と

増訂された生物学をわれらに示せ

   

衝動のやうにさへ行はれる

すべての農業労働を

冷く透明な解析によって

その藍いろの影といっしょに

舞踊の範囲に高めよ

   

素質ある諸君はたゞにこれらを刻み出すべきである

おほよそ統計に従はゞ

諸君のなかには少くとも百人の天才がなければならぬ

   

   


〔断章七〕


   

新たな詩人よ

嵐から雲から光から

新たな透明なエネルギーを得て

人と地球にとるべき形を暗示せよ

   

新たな時代のマルクスよ

これらの盲目な衝動から動く世界を

素晴しく美しい構成に変へよ

   

諸君はこの颯爽たる

諸君の未来圏から吹いて来る

透明な清潔な風を感じないのか

   

   


〔断章八〕


   

今日の歴史や地史の資料からのみ論ずるならば

われらの祖先乃至はわれらに至るまで

すべての信仰や徳性はたゞ誤解から生じたとさへ見え

しかも科学はいまだに暗く

われらに自殺と自棄のみをしか保証せぬ、

   

誰が誰よりどうだとか

誰の仕事がどうしたとか

そんなことを云ってゐるひまがあるのか

さあわれわれは一つになって(以下空白)



宮澤賢治

忘れてはいけない。


忘れない。


この国を守るのも癒すのも、この国に暮らす私たち。

ペテン集団の政治家どもから、私たち自身を守らなければいけない。



安らかに、そして、力強く・・・。