これは、長年入れ歯に悩み続けていた ある80歳の女性の物語です。

(実際、当院デジタルアート歯科での実話です)

 


🥢 箸を置いてしまう日々

彼女は、ずいぶんと長い間、入れ歯を使って過ごしてきました。

大好物のチョンガク大根(硬い大根キムチ)が食卓に並んでも、 それを静かに見つめるだけで、そっと箸を置いてしまう日々。

一人で食事をする時、 部屋に響くのは、心地よい「噛む音」ではなく、 深い「ため息」でした。

最初は「歳だから仕方ない」と耐えていた入れ歯。 しかし、長い年月を経て少しずつ歯茎を圧迫し、 ついには残っていたご自身の歯まで、一つ、二つとグラグラ揺れ始めていたのです。

鏡の中の自分を見るたび、 「どうしてこんな姿になってしまったのか…」 そう自問する時間が増えていったといいます。ぐすん

 

 

診療室のドアを開けるまでの、長い時間

 

実は、この場所にたどり着くまでに、 彼女は何度も足を止めていました。

歯科医院の入り口まで来ては、 また引き返してしまう。

80歳という高齢であること。 歯茎の状態が思わしくないこと。

「もし治療できないと言われたらどうしよう」

そんな不安が、常に心の片隅にあったからです。

しかしある日、 「歯茎の骨が不足していても、デジタル技術ならインプラントが可能だ」 という話が、

彼女の足を再び動かしました。

 

 

慎重に、時間をかけて

 

検査の結果、全身疾患をお持ちで、 残っている歯の状態も決して良いとは言えませんでした。

しかし、道は必ずあります。

上顎(うわあご): インプラント 

下顎(したあご): 新しい補綴(ほてつ)

崩れてしまった噛み合わせを、慎重に、丁寧に再建していきました。

時間がかかっても、焦らず。 何より「安全」「結果」を最優先に進められた治療でした。

 

 

食卓に、音が戻る

すべての治療を終え、 一番最初に変わったのは、やはり食卓の風景でした。

かつては眺めるだけだったあの大根キムチを、 「カリッ」と一口、噛みしめる。

その瞬間、食卓には久しぶりに温かい笑顔が咲きました。 鏡に映るお顔も、以前よりずっと明るくなられました。

「歳をとった今になってようやく、思いっきり噛んで、思いっきり笑う方法を学び直しています」

その言葉に、すべてが報われる思いです。照れ

 

技術がもたらすもの

入れ歯とインプラント。 その決定的な違いは、「固定力」「噛む力」にあります。

取り外しの必要がなく、骨にしっかりと固定されるインプラントは、 入れ歯とは比較にならないほどの咀嚼力(噛む力)を発揮します。

 

その強い力が刺激となり、 お口全体のバランスを長く健康に保つことにも繋がるのです。

何より、ただ噛めるようになるだけでなく、 「自然な歯茎のライン」まで美しく再現できること。

それが、現代のインプラント治療が持つ大きな価値です。お団子ピザ寿司ステーキ

 

 

食べることは、生きる喜びそのものです。 年齢や今の状態を理由に、その喜びを諦める必要はありません。

 

 

 

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