路盤の切り出しのため、作図した路盤図をベニヤ合板に転写しなければならない。旧レイアウトを作ったときは、スケルトンが直線と円曲線のみだったので、長手の棒をコンパス替わりにして罫書いたりしていたが、3次放物線を含む今回の路盤図を手作業で正確に罫書くのはほぼ不可能と判断し、以下の方法によることにした。
1.路盤図を原寸でプリントアウトする。手持ちのプリンタはA4までしか印刷できず、大方の路盤はこの大きさには入らないので、分割印刷して、両面テープを用いて貼り合せを行った。貼り合わせの継ぎ目を入れたくないものは、A3の紙をA4の幅に切り出して使ったり、A4幅のロール紙を使った。
 
2.印刷した路盤図の裏面に両面テープを貼る。切り出し線の裏側に、大体、切り出し線が両面テープの中心線になるように貼る。
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3.ベニヤ合板に路盤図を張り付ける。シワになったり歪んだりしないよう、一度に貼らずに、テープの保護紙を端から少しずつはがしては貼り、はがしては貼り、を繰り返した。
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4.切断線に沿って、鋸で切る。曲線部は通常の鋸で切った。切断線は両面テープで合板と密着しているので、紙が捲れることなく切断できる。両面テープの糊が若干、鋸に付着するが、作業の支障となるほどのものではない。
切断作業には、テーブルや作業台、クランプをフルに活用した。
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路盤同士の接合面の直線は、きれいに精度良く直線に切断するため、角材にマグネット・シートを貼り付けた治具(切断ガイド)と、アサリなし鋸(ダボ切り用として売られているもの)を用いて切断した。
 
(切断ガイド)
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(アサリなし鋸)
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