Digital movie ~個人でデジタル映像制作~

Digital movie ~個人でデジタル映像制作~

このブログは映像・映画などについての情報・知識・技術・機材などの少しマニアックな情報を掲載しているブログです。
ここは私自身にとっての知識の整理整頓の場でもあり、備忘録であり、いろいろな人からの知識も教えて頂いたりできれば良いと思っております。

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書類などに形式が存在するようにシナリオにも形式が存在します。



その形式のおかげでどんなシナリオも同じように見ることができます。



シナリオの原稿用紙はペラと呼ばれる縦書き200字詰めの原稿用紙が基本となっています。まぁこれはポピュラーな400字詰め原稿用紙を半分にしたものと同じです。大体ペラの枚数÷2が映像の尺となります。




シナリオは大きく分けて「柱」「ト書」「セリフ」で成り立っています。




・柱とは
基本的にそのシーンの場所を指定するもの



・ト書とは
シーンのさまざまな説明や描写



・セリフとは
役者の喋る言葉です。




1 公園 ( ) ←柱
   ベンチに座っている山田たかし(27)と佐藤えりか(18)。えりかはうつむき加減で口を閉ざしている。
   あたふたしながら額の汗を拭うたかし。 ←ト書
たかし「いや、あのー・・・だからさ・・・僕って決まったわけじゃないでしょ? 僕以外にも・・・やってんでしょ?」 ←セリフ



とこのようになっています。



柱の( )には朝・夕・夜などの時間帯を書きます。



書かなければ昼となります。




登場人物は最初に出てくるところでフルネームと年齢を書きましょう。





またシナリオには次のような略語が出てくるのでまとめておきましょう。



F・I=フェードイン(徐々に現れる) 


F・O=フェードアウト(徐々に消える) 


C・I=カットイン(突然現れる) 


C・O=カットアウト(突然消える) 


O・L=オーバーラップ(二つのカットが重なり合って次のシーンに変わる) 


W・O=ワイプ・アウト(車のワイパーを振るようにシーンが変わる、若しくは消える)