デジっていうベース弾く人 -6ページ目

ブルースが加速していくお話。

こういうことを書くと、
ライター生命に関わったりもするんだけど、
書かずにはいられない。



とある出版社に勤めていた頃、
よくクレームの対応をしていた。
その出版社には、クレームや質問対応の部署がないので、
直接編集部にクレームが来るわけだ。


クレームの内容は誤字脱字、記事の訂正願いなどさまざまだが、
クレーマーの主張はただひとつ
「お前らより俺のほうが偉い」


通常、誤字脱字やら事実誤認についての指摘であれば、
先方「p●●の××、間違ってますよ」
編集「大変失礼いたしました、次号●●ページ、及びwebにて訂正記事を掲載いたします。」
程度の会話で済む。
内容が込み入っていても10分程度で終わる電話だ。
こう言う指摘は非常にありがたいというか、
まぁそもそも間違って掲載してしまって申し訳ないんだけれども、
指摘が無いともっと困ったことになるので、気にせず指摘していただきたい。

話を戻そう。

クレームの場合、この本題が終わってからが長い。
ヘタすると2時間以上、
「お前らより俺のほうが偉い」
という主張に付き合わされることになる。
「だいたい御社の編集部は……」
と始まり、
「私の周りでも……」
と、何故か周囲を味方につけ、
最終的に、
「2ちゃんねるに書きますよ」

えっ?そこ?

なんなんでしょうかね。
クレーマーの三割ほどは、最終的に
「2ちゃんねるに書きますよ」
って言い出しますね。
みんな2ちゃんねるそんなに好きなのか。
いや、俺も見るけどさ。


あ、話がまた逸れた。
なんだっけ。
「お前らより俺のほうが偉い」
についてだ。


まぁ気持ちはわからんでもないんだ。

生き辛い世の中、自分より下のものを見つけて優越感に浸りたい。
っていうアレな。
まぁクレーマーの人も日々会社とかで上司に理不尽なこと言われてんだと思うよ。
そこは同情するよ。

なんつうか、彼らのメンタリティ的にはアレだ。
カエルの口に爆竹詰めて爆破させてる悪ガキに近い。

他者の生殺与奪を自分が握るっていう優越感。


ブルーハーツの歌詞にもあったね。
「弱いものたちが夕暮れ さらに弱いものを叩く」
って。


優越感に浸りたいならキャバクラとか行ってくれよ。
って話ですよ。
あそこのお姉ちゃんたちはその手の対応のプロだからさ。
すげえ優越感に浸れると思うよ。
お金かかるけどさ。



販売業とか編集とか、逆らわないことをわかってて嫌がらせするような、
小さい器の人間は、もう、死んでしまってくれ。
あ、言葉が悪かった。
最近知ったいい言葉を使おう。
「お星様になって空から見守っていてくれ。」

つう話です。


怒りにまかせて書いてしまった。
俺自身も、人を見下して優越感に浸るようなことをしないように気を付けたいもんです。
まぁただ、俺より下の人間なんてそう簡単にはいないから、その辺安心なんだけどねえ。