妻は妊娠5ヶ月。第二子は子供は順調に育っている。

 

定期検診も毎回“合格”だった。

 

少しだけお腹もふっくら目立ち始めたなぁ。

 

第二子という余裕が子を宿る母体を特に気にかけなかった。

 

 

 

 

だが、ある日

 

妻からのメールで入院になると。

 

少しだけ子宮孔が開いている。と。

 

まあま良くあることなんだろうと

 

さほど心配もせず淡々と平凡な毎日の生活、

 

つまりくだらない仕事をこなしがらその話はさらりと流していた。

 

 

何度かメールが来る。

 

やけに切迫詰まっている。

 

大袈裟だな。

 

 

しかし、その時母にはわかっていたのだろう。

 

お別れの時を。

 

 

まだ5ヶ月なのに陣痛が来てしまっている。

 

まだ出て来てはいけない。

 

自分の機能では生きていけないからだ。

 

 

 

僕は呼び出された。

 

仕事を投げ捨て大きな病院に走った。

 

まだ半信半疑だ。

 

 

 

妻はもうわかっていた。

 

 

 

点滴で陣痛を抑え子供が出てこない様にしている。

 

 

 

 

その時は突然きた。

 

僕が病院について間もなく妻は破水したのだ。

 

 

 

この瞬間、“終わった”

 

 

 

 

 

妻は泣きながら最後まで綺麗に産むと。

 

神々しく呟いた。

 

 

 

 

子供は元気なのに自分の体がもたない。

 

こんな悔しいことはないだろう。

 

 

 

そして死産。

 

 

 

 

ぼくらは途方にくれた