久し振りに普通の話題。
土曜の深夜にBSで『小野リサ2007コンサート - アントニオ・カルロス・ジョビンに捧ぐ』をやっていた。リアルタイムでもちょっと見たが,昨日じっくりと見た。
この透明な歌声,久し振りに暖かな気持ちなれた。一言で言えば「心地良い」。一文字じゃ『爽』。
Bossa Novaはぼくが学生時代,JAZZに傾倒していた頃,勿論チェックしていた。Sergio Mendes & Brasil '66等をかなり突っ込んで聴いていたが,勿論その作品の多くがAntonio Carlos Jobimの作。
それよりも,荒井由実の『あの日にかえりたい』がボッサだ。この頃,ぼくはまだ洟垂れ小僧だったが,この曲を聴いて,何でか判らないけど都会に憬れてしまったのだ。
帯広・十勝で育ったぼくだが,ぼくの母は幼少の頃,遥か遠くに見える日高山脈の向こうはブラジルだと思っていたらしい。突拍子もない話だが昔はそういうものだ。山本一太・参議だってイスラエルだかヨルダンだかの場所すらわからないで,自分は安全保障の専門家だって言っているくらいだから。何も気に病むことはない。
そんなブラジル生まれの小野リサだが,デビューしたての頃は「ボッサを歌う新しい子が出てきたな…」気にはなっていたけど,レコードを買うとかCDを買うまでは行かなかった。1962年生まれで89年デビューだからデビューは遅い。でもアイドル歌手とは違うからそんなの関係ないか。
今回,初めて動画で見たが,こう言っては失礼だけどお歳の割りにとても若いし可愛い。笑顔が素敵だ。それにポルトガル語を完璧にこなしている。日本人で英語以外の言葉を喋るのは思わず尊敬してしまう。
日比谷野外音楽堂のコンサート模様だけど,チケット料金をチェックすると7500円だった。それにもかかわらず,殆ど客席が埋まっていたので小野リサファンが一杯いるということだろう。ぼくも東京在住なら行っていたかも知れない。ていうか,このコンサートの放送も土曜の夕方インタネットでテレビ欄を見てて偶然見つけて,慌てて録画予約をしたから褒められたもんじゃないけど(笑)。