ぼくが今の会社に入った頃,北海道に帰郷するときはたまに飛行機も使ったけど,殆どは車で陸を走り,青森ー函館間をFERRY,そしてまた函館からずっと8時間程走って十勝に戻っていた。途中4時間のFERRYTIMEが休息時間だったのだ。当時,車一台で16000円程度だったと思う。その頃,新潟-小樽間が17000円くらいだから疲労等を考えると断然新日本海フェリーの方がお得だった。だから東日本フェリーは暴利を貪っているなあという印象を持っていた。その東日本フェリーが会社更生法で再建を開始してからどのくらい経つのだろう…苫小牧にあった原爆ドームのような悪趣味なホテルもいつの間にかなくなっているし,その隣のミートホープはまだ残っているけど。
そんな東日本フェリーだが新型高速船を導入した。でもなんで世界最大級なんだろ?新日本海フェリーの船は殆どが2万トンクラスなのに。高速フェリーの中で最大級という意味か?それなら新日本海フェリーはのろまだという事か。たしか新日本海フェリーの高速船は舞鶴-小樽間を30時間から21時間に短縮したはずだ。9時間の短縮になる。これでも高速船の範疇には入らないのかな?それにしてもこの高速船を新潟発にも使って欲しいね。

『世界最大級のフェリー就航 函館-青森間に、1万トン』
2007年9月1日(土)09:47 * 共同通信

北海道函館市と青森市を従来より約2時間短縮の約1時間45分で結ぶ東日本フェリー(函館市)の世界最大級の高速フェリー「ナッチャンRera(レラ)」(約10000トン)が1日、就航した。第1便は午前7時半ごろ、函館市港町のターミナルを乗客約460人で出発した。フェリーはオーストラリアで建造、全長112メートルの双胴型。乗客774人、トラック33台、乗用車195台を運べる。
http://www.higashinihon-ferry.com/08na_rera/

そんなフェリー談義だが,新日本海フェリーで投身自殺?と思われるような事故?(事件?)が起こっていた。ちょうどお盆の頃だ。その後,この人はどうなったのかな?

『フェリーから男性転落か 秋田海保が捜索』
2007年8月15日(水)12:49 * 共同通信

15日午前6時15分ごろ、秋田港に寄港したフェリーの運航会社から秋田海上保安部に、乗客の茨城県取手市の男性(43)が行方不明になったと連絡があった。同保安部などは、男性が航行中のフェリーから転落したとみて、巡視船などで捜索している。同保安部によると、フェリーは新潟発苫小牧行きの新日本海フェリー「しらかば」。男性の客室に免許証などが入ったバックが残されていた。

秋田に寄航中は甲板に出るとかするけど,海の真ん中を航海中は普通,船内で酒盛りをしている。というのがぼくの常識なんだけど…まあ,世の中色々な事情を抱えた人がいるんだな,とつくづく思わされたニュースであった。