今年の高校野球で思ったこと

昨日書き忘れた事がある。この二週間の空白の間に駒大苫小牧が一回戦で敗退してしまったことだ。（それ以降高校野球を見る気がなくなってしまったが･･･）
相手は広島の広陵高校。その広陵も決勝戦で佐賀北に負けてしまった。魔の八回だった。4-0でリードしていたにも拘らず押し出しで一点を与え，その後満塁ホームランで一挙5点。これをひっくり返すことは出来なかった。どうせなら広陵に優勝して欲しかったが･･･
それにしても佐賀北は普通の公立学校らしい。野球特待生を採っているわけでもなく，地元の生徒たちばっかりなのだろう。こういった公立の進学校が甲子園に出ることは結構あると思う。例えば北海道の話で申し訳ないが札幌南だ。そのときの合言葉は「浪人覚悟！」それがいかにもという感じで鼻に付きとっとと負けてしまえ！と思ったことを記憶している。
佐賀北は何と優勝してしまった！放課後の3時間しか練習をせず勉強せず野球さえしていれば良い有名私立校をことごとく打ち破ったのだ。確かに感動ものだ。
でも，こういった学校が活躍するのはほんとに良い事だと思うが，例えば青森山田のような全員助っ人というのも学校を売り出したい側から考えれば否定することは出来ないんじゃないのか。実際，駒大苫小牧だって北海道内から野球の好きな子が集まってくるだろうし，この学校に入れば甲子園に出場できる確率は格段に増える。それが子供の夢だし学校としても文武両道…私学の場合は特に宣伝効果抜群だ。
それを否定するなら学力特待生制度も止めるべきだし，学区も超小学区にして地元に高校にしか進学できないようにすべきだ。
そんな意見誰も賛成しようとしないだろう。それなら野球留学も認めるべきという話だ。
青森山田のようなそういった学校を応援する，しないは個人の判断に任せればよい。とぼくは思う。