
それにしても一民間企業が宇宙ステーションを開発していたとは…で,それもホテルにするという途方ない話だから驚きだ。ロシアのロケットより安く宇宙旅行が楽しめるそうだけど,第一号の観光客はどこの大富豪になるんだろう?
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200706291704&page=2
世界初の民間宇宙ステーション「Genesis」
画像上はBigelow Aerospaceが昨年7月に打ち上げた世界初の民間宇宙ステーション「Genesis 1」に搭載されたカメラから地球を撮影したものとなる。この宇宙ステーションはまだ実験段階のため、無人で運用しているが、Bigelow Aerospaceでは段階的により大きな宇宙ステーションの打ち上げを行っていくことを計画しており、最終的には 2010~2012年頃をメドにして宇宙飛行士が長期間に渡って滞在可能な本格的有人宇宙ステーション「BA 330」が投入される計画だ。
Bigelow Aerospaceでは昨年7月にGenesis 1を、そして今月28日にはGenesis 2の打ち上げに成功するなど、今のところ、一介のベンチャー企業が宇宙ステーションの構築するというこの途方もない計画は順調に進んでいる。
BA 330では、本格的な生命維持装置も装備することによって宇宙飛行士(観光客)が1ヶ月以上に渡って滞在することも可能となる予定だ。Bigelow Aerospaceでは、この BA 330を宇宙ホテルとして利用することによって宇宙での長期滞在を想定した本格的な宇宙観光事業をスタートさせたいとしている。
BA 330を使った宇宙観光旅行は、宇宙滞在4週間で1500万ドル(約18億円)となる予定だ。この価格は一般的な感覚からすると高いようにも思えるが、ロシア宇宙局による国際宇宙ステーションへの宇宙観光旅行ツアーが宇宙滞在1週間で2500万ドル(約30億円)であることを考慮すると「破格の割安ツアー」といっても良さそうだ。