
http://wwwa.plala.or.jp/cinema/movie/spe1204_beyond/
一昨日かな,NHK BSでやっていた映画『すべては愛のために』を観た。Angelina Jolieが主演だ。彼女の代表作はもちろんTOMB RAIDERだ。彼女のたらこ唇がとても艶やかで誠によろしい。きれいな女性のアクション物は大好きで,他にはバイオハザードのMILLA JOVOVICHの大ファンだ。日本物では釈由美子の修羅雪姫がチョーかっこよかった。
ということで,BEYOND BORDERSだが,まず邦題がいまいちぴんとこない。そのままBEYOND BORDERSを使ったほうが良いのでは。内容はgoo映画より;
『ロンドン。裕福な人々が集う華やかなパーティ会場に、痩せ細った難民の少年を連れた医師ニック(クライヴ・オーエン)が突然入り込んできた。彼は人々の偽善を辛辣に非難し、難民支援の打ち切りに抗議する。夫とその場に居合わせたサラ(アンジェリーナ・ジョリー)は衝撃を受け、なんとか難民の助けになりたいと、私財をなげうって援助物資を調え単身エチオピアのキャンプへ向かう。想像を絶する過酷な現実に茫然となりながらも、再会したニックやその仲間たちの懸命な救援活動に接して、サラは新しい生き方を見出すのだった。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使としても積極的に活動するアンジェリーナ・ジョリー自身の姿が主人公に重なるこの大河ドラマは、1人の女性が自らの人生を切り開いて自立した人間に成長してゆく物語だ。冒頭、パーティで着飾った主人公サラの存在は、夫の飾り物に過ぎないが、自分の住む世界とはまったく異なる悲惨な現実があることを知って、大きく生き方を変える行動力を発揮する。同時に、上品な夫と対照的な野性味溢れる未知の男との出会いもある。(以下省略)』
ということだが,この映画で描かれていることが真実と大差ないとしたら,難民支援というものは戦争だなと思う。戦地での命を張った戦いだ。NGOの旗を掲げていても殺されるときは容赦なく殺されるのだ。この映画を見たら,ぼくなんかに難民支援なんかとてもじゃないができやしない,殺されるのが恐ろしいからだ。サラだって最後にチェチェンで地雷を踏んでカチッと音がして,次の一歩を踏み出せなくなり…悲惨である。NGO活動家は様々な考えを持った人がいるが,難民支援については殆どの活動家は命をかけていると思う。それを,この国の人達は,人質に取られた活動家を罵詈雑言を浴びせ非難する。この映画を観て,再度この国の人達は…と,考えされたのであった。