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ぼくは最近,通勤は余程の事がない限り歩くように心掛けている。片道4.5K,往復9K歩くことになり減量にも効果的だ。メタボリックシンドロームが出てきたせいで,人間ドックでAの判定がCになったことが悔しく,胴回りを85センチ以下にしなきゃということだ。4年程前にも歩いて体重を5キロ減らしたことがあるので,減量の自信はある。季節の移ろいが肌で感じることができ,また50分位かかるので,様々な事を考えながら歩く。貴重な思考の時間だ。
一年位前,NさんがApple社のi-podを籤で当てたので,お下がりに128MBのMP3プレーヤーを貰った。当初,MP3の意味も使い方も判らなかったが,二月ほど前から使いこなせるようになった。これを聴きながら通勤する。でも交通量の多いところはうるさいので聴かない。このときは考え事の時間だ。通勤行程の最初の半分が,田圃の畦道,桜並木の裏道と静かである。4曲はいける。5年生の娘に教えてもらった大塚愛の"夏空"がたまらなく良い。夏空なのになんか切ない気持ちにさせられる。初夏の頃は小さなことでも幸せだったのに,いつの間にか二人の間には水溜りができていた…という歌だが,これが一番最初に入ってる。それから"扇子"も良い。ドラムとウッドベース(だと思う)が前面に出てて,アレンジはJAZZテイストが一杯という感じだ。
そんな徒歩での通勤だが,今の季節帰りは当然暗くなっている。特に田圃の畦道は真っ暗で犬の糞が落ちていても知らずに踏んづけてしまう恐れがある。音楽を聴き,目を凝らしながら俯き加減でショボショボと歩いているのであった。