私の一番古い記憶は小学校時代。
最初はいじめられてたわけでもなく
だからって人付き合いが上手いわけでもなく
人見知りで、気づけば学校は楽しい場所ではなかったという印象。
3年生の頃、友達と小さな意見の食い違いで喧嘩になりそこから学校へ行くのが嫌になった
友達がいないわけでもない。
話す相手だって多少はいた。
でも教室という空間だけで私は息苦しく
日に日に休みが増えていった。
お腹が痛いと毎朝言う。
本当にお腹が痛かったわけではない。
行かなければいけない、という気持ちで
気分が悪くなって毎朝苦痛でしかなかっただけだ
親に引きずられて学校にいったこともある
でも泣いて教室に入れず
小学校高学年からは不登校のレッテルが貼られ
教頭が毎朝迎えに来たり
保健室登校が当たり前になっていた。
何が嫌だったとか具体的な理由はなかった。
ただただ学校に行くのが嫌だった
卒業式だって周りは友達や先生と
沢山写真を撮っていたけど私は誰とも写真を撮らずに早々と帰宅した。
母は、写真撮らなくていいの?って聞いてきたけど、別にそんなに撮りたい友達も先生もいなかった。
それに、「写真撮ろう!」って声すら
かける勇気もなかった。
私はそんなに気にしてなかったけど
母親の悲しそうで寂しそうな表情は今でも思いだすだけで申し訳なく胸が苦しくなる。