食べる順序、「まず野菜」がおすすめ


ダイエット7

食べる順序、「まず野菜」がおすすめ 血糖値抑制に効果


大阪府立大の今井佐恵子教授らのグループが、食事が同じでも、野菜を最初に食べると血糖値の上がり方がゆるやかになるとする報告を論文にまとめ、英国の糖尿病専門誌に掲載されました。


実験では、2型糖尿病の患者19人と健康な21人に、同じ食事内容で野菜を先に食べたときと、炭水化物を先に食べたときとで、血糖値の変動がどう変わるかを調べました。その結果が、上のグラフです。


グラフでは、炭水化物から先に食べると、食後の血糖値が急上昇しすが、野菜から先に食べると、血糖値の上昇が緩やかになることが、はっきりとわかります。


ただし、この実験は次の条件でおこなわれました。
500グラムの野菜を5分かけて食べた後、肉や魚などのたんぱく質を食べ始め、さらに5分してからご飯やパンなどを食べるという条件です。

たとえ、野菜、蛋白質、炭水化物の順で食べても、早食いしたのでは、こんなに明確な差は現れません。
野菜のあとで5分、主菜のあとで5分、その後に炭水化物を食べたので、糖の吸収が特別に遅くなったのです。

実は、野菜が糖の吸収を遅らせることも事実ですが、野菜から食べなくても、食事を2つに分け、半分を先に食べ、15分待ってから残りの半分を食べても、同じように血糖の上昇が抑えられます。


バナナの実験
下図は、食事の前にバナナを食べた場合の実験です。
まず、朝食前の空腹時にバナナ1本を食べて、15分ほどすると、血糖値が130mg/dlまで上昇します。
血糖値が上昇すると空腹感がなくなりますが、その時点で朝食を食べると、普段よりも少ない量で満腹します。
昼食前にも、同様の実験をおこないましたが、結果は同じでした。

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小松菜ジュースのレシピ(2人分)
この実験以降、私は朝食を次のようにしています。
小松菜ジュースを飲み、しばらく時間をおいてから朝食をとります。


小松菜 100g
バナナ 100g
ヨーグルト 100g
水 300g


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朝日新聞 2013年2月23日
http://www.asahi.com/tech_science/update/0223/OSK201302220152.html