BCAAアミノ酸


ダイエット7


蛋白質を構成する20種類のアミノ酸のうち、バリン・ロイシン・イソロイシンをBCAA(分枝鎖アミノ酸)といいます。


BCAAは、運動時に筋肉で大量に消費されます。
脳は、脳内の血流を監視していて、血液中のBCAAが薄くなると、筋肉が疲れたとして、私たちに疲れたと感じさせて身体を休めようとします。

ですから、血液中のBCAAの濃度を運動の前に高くしておけば、疲れを感じないだろうというのが、BCAAの理論です。


今から、20年数年以上も前に、アメリカのメーカーがBCAAを配合したスポーツドリンクを開発し、マラソン大会で参加者に無料配布し、レース後にドリンクの効果についてアンケートをとりました。

アンケート結果は、さんざんなもので良い評価が得られなかったので開発者たちは脂肪しました。


ところが、アンケート結果をよく調べてみると、意外なことがわかりました。

マラソン初参加の人たちのアンケートを集めてみると、全員がたいへん効果があった、疲れを感じなかったと回答していました。


医学的には、BCAAに体脂肪をエネルギーに変える作用はなく、脂肪変換の促進効果も認められていません。

BCAAは疲れを感じにくくさせ、それによって、持久力がアップしたと感じさせるものです。

BCAAAを配合したスポーツドリンクが持久力アップさせるのは事実ですが、脂肪燃焼効果や促進効果があるというのは、いくら宣伝といえども事実に反しています。


ある女性は、テニスの練習は2時間がぎりぎりだけど、VAAMを飲むと2時間半は疲れないで練習できるといいます。
もしも、あなたが10Kmまでしか走れなくて、VAAMを飲むと15Km走れるのであれば、それはVAAMの効果で5Km分だけ余分に脂肪が燃えたと言えます。しかし、それは脂肪燃焼促進効果とはいえません。

ですから、いつもよりも長時間走りたい時などに、VAAMを飲むと効果があるかも知れません。


ナイシトールは下剤のようなものです。便秘対策には1週間まで、肥満対策として1ヶ月以上飲むときは、医師の相談が必要とされています。