五色県民健康村断食道場


ダイエット7


あるテレビタレントが、淡路島の断食道場に3泊4日の体験入院して密着レポートしました。
1日3回スペシャルドリンクを飲むだけです。後は個室でテレビを観たり、敷地内を散歩したりするだけです。
3日目にケトン体が出ました。

桜子 100g砂糖水断食


ダイエット7

断食をすると、体重が減りますが、筋肉もみるみる衰えます。これは、身体が脳の栄養を筋肉を分解して作っているからです。
脳の栄養に必要な砂糖水を与えて、筋肉の衰えを防ぐのが砂糖水断食です。
桜子さんは5日目にケトン体がでたそうです。


ヨーグルト断食

ダイエット7

2009年11月26日~2009年11月28日 3日間

週末を利用したプチ断食がはやっています。どんな断食でも、便秘するのが困ります。そこで、ヨーグルト断食を試してみました。

ヨーグルト断食では、3日間の断食で腸内の老廃物がすべて排泄されて、ヨーグルトに入れ替わるということです。
腸管内がヨーグルトに入れ替わるという点が気にいって、試してみました。

しかし、三日間のヨーグルト断食でも、やはり便秘しました。食べる量が少ないのですから、しかたがありません。
3日間はあまり空腹感がありません。3日間で体重が0.7Kg減少しましたが、実は、断食以前の大腸内の便がヨーグルト断食を始めても出続けた結果、体重が減ったというのが真相です。基礎代謝1600Kcalの人が何も食べないときに、消費される脂肪の量は一日あたり僅か200gくらいにしかすぎません。


オールブランダイエット


ダイエット7

100g砂糖水断食は筋肉の分解を防げるし、1週間で体重が1.5Kg落ちます。
空腹感もあまりありませんが、ただ1つ、困ることは便秘することです。
ヨーグルトを食べないし、ビフィズス菌のエサななるものが食べられません。
大腸がからっぽになってしまうのですから、便秘するのは当然です。

オールブランはトクホ食品です。オールブランダイエットはヨーグルト100gと、糖質を100g食べるダイエットです。

摂取カロリーは100g砂糖水断食と同じで、ビフィズス菌と多量の食物繊維が摂れます。これなら続けることが出来ます。
私は2週間試してみました。ヨーグルト断食や、100g砂糖水断食よりはおすすめです。


アトキンスダイエット


ダイエット7

アトキンスダイエットは炭水化物以外は、何を食べても良いダイエットです。
主食という概念のなりアメリカ人には、たいへん受け入れられて成功しているダイエット法です。
アトキンスダイエットはケトン体が出たら成功です。


ケトスティック



ダイエット7

デトロイトダイエットでもケトン体が出ます。
デトロイトダイエットをして、食事の前にケトン体を測ってみました。3日目の朝食前に80mgが出ました。
結局、ケトン体は運動よりも食事に左右されます。


ダイエット7


断食で空腹感がなくなる理由


絶食や糖質制限食、ダイエットドリンクだけの食事をつづけると、空腹感がなくなります。それは、つぎのような理由です。

健康な人の空腹時血糖値は100mg以下です。

健康な人が炭水化物を食べると、血糖値が160mg位に上昇します。

食後、血糖値が上昇すると、脳は満腹信号を出して食べるのを止めさせます。

脳はこのときの血糖値を覚えていて、この血糖値から50mg位低下すると、自分

のエネルギーが少なくなったと判断し、空腹信号を出して次の食事を促します。脳はこのようにして、自分のエネルギーを確保しています。


ここで注目すべきことが2つあります。

1つは、空腹信号を出すのは脳だけということです。

胃も腸も、その他のどの臓器も空腹信号を出しません。空腹信号を出せるのは脳だけです。


2つめは、脳は脳を流れる血液の成分を見て、エネルギーの状態を検知していますが、脳の血管は細いので、ブドウ糖だけしか通れません。

したがって、脳は蛋白質や脂質とはまったく関係なく、血糖だけをセンスして、空腹信号を出したり満腹信号を出したりしていることです。


絶食すると



もしも、糖の流入がなくなり、血糖が上昇しなくなると、脳は空腹信号を出せなくなります。
実際に、2日間絶食すると、不思議なくらい空腹感がなくなります。
何を食べるかに心を煩わされることがなくなり、心が安定します。
空腹を感じることもなく、体重がどんどん減っていくので、もっと長く絶食を続けたい気持ちに駆られます。


しかし、それはたいへん危険なことです。
脳は、摂食中枢が正常に働かない状態になっていて、空腹信号が出せなくなっているのです。

飢餓状態になると、身体は筋肉2gから1gのブドウ糖を合成し、脳に供給します。ただし、このような状態はいつまでもは続かず、生命維持の本能から、摂食中枢を経ないでものを食べ始めます。


摂食中枢を経ないでものを食べはじめると、満腹中枢も働かないので、いつまでも食べ続ける過食が始まります。過食症とは、食べ過ぎることでなくて、満腹感がない症状であることです。
断食は2~3日以上は続けないでください。


復食のしかた


断食中は、肝臓が糖新生によって盛んに糖を作り出します。

たとえば、プチ断食を3日間続けたあとの私の空腹時血糖値は97mg/dlでした。私の肝臓は3日間の断食で空っぽであるはずなのに、血糖値がこのように維持されていたのは、身体が筋肉をつぶして糖を作り出していたからです。

糖新生が盛んに起こっているときに、いきなり炭水化物を食べると血糖の急激な上昇を招きます。

血糖の急上昇を避けるために、復食中は次のルールを守ってください。

・1日の糖質摂取量を100gにする。
・朝食に、 (160 - 空腹時血糖値) / 2 (g)の糖質を摂る。
・食べたりない気がするときは、15分ルールによるか、食事を2回に分けて食べる。


15分ルール


復食中の血糖の急上昇を避けるために15分ルールを守ってください。
炭水化物を15g食べ、15分待ち、まだ食べ足りなかったら、15g食べます。


朝食の計算例:
私の空腹時血糖値が97mgでしたから、朝食の糖質は、
朝食の糖質 = (160 - 97) / 2 = 31g


プチ断食
・短期集中ダイエット
・イベント翌日のリセット
・停滞期の短期突破作戦
などにプチ断食を応用できます。


絶食時のエネルギー代謝



基礎代謝1800Kcalのヒトが3~4日間絶食すると、食物からの糖の流入はなく、1日あたり筋肉から蛋白75gと、脂肪160gが遊離し、おのおのアミノ酸とグリセロール16g、脂肪酸160gに分解され、肝臓での糖新生、グリコーゲン合成に利用され、腎臓での合成と併せて約180gの糖が合成される。
このうち、神経・脳で144gが利用され、血液などで36gが利用される。
他の心筋、腎臓、筋肉では合成された60gのケトンが利用される。
絶食がさらに続くと、糖新生も1日に80gに減少し、脳での利用も44gに減少し、ケトン体47gを利用するようになる。
(エネルギー代謝 P-9)


脂肪からケトンが作られるプロセス



脂肪は、炭素が長くつながった物質なので、燃やす前に炭素と酸素を1対1で混ぜ合わせておく必要があります。この前処理のことをβ酸化といいます。
このβ酸化が必要なので、脂肪を燃やすには有酸素運動でなければならないのです。


脂肪はβ酸化されたあと、ピルビン酸のよってTCA回路の運ばれから、エネルギーが取り出されます。

絶食のためにピルビン酸が得られないときには、せっかくβ酸化された脂肪がTCA回路に運ばれません。
この状態が続くことをβ酸化の亢進と呼びます。

脂肪のβ酸化の亢進がつづくと、TCA回路に運ばれるはずだったアセチルCoAが2つの化学反応を経てケトン体になり、血中に放出されます。

ケトン体は水溶性なので、脳の血管を通過でき、脳の代替エネルギーとして利用されます。


結論


ケトン体の濃度は、脂肪の燃焼量に比例するわけではありません。体内のエネルギーモードがケトンモードであることを示すだけです。
食事制限なしでは、いくら激しい運動をしても検出できませんし、スポーツドリンクを飲むと、ケトン体の産生が停止するので、スポーツドリンクの比較にmつかえません。

ケトスティック試験紙は、以前はダイエットテスターという名称で売られていたことがありますが、今は見かけません。
たしかに、強い食事制限でケトン体は検出できますが、かなりマニアックなもので、ダイエットおたすけグッズとはいえないと思います。