ケトスティック

ケトスティックは、尿中のケトン体を測る試験紙です。

断食や糖質制限食、炭水化物の代謝ができない糖尿病患者、または、激しい運動をすると、尿中のケトン体濃度が高まります。

正常な尿では、写真の左のような薄いピンク色をしていますが、尿中のケトン体濃度が高まるほど、色が紫色に変わります。

ケトスティック試験紙は100本入りで、5000円ほどしますが、体内で本当に脂肪が燃えたかどうかわかるのであれば、たいへん便利です。

アトキンスダイエット

アトキンス博士は、次の効用を挙げています。
・カロリー計算なしで痩せられる。
・元気になり、精力的になる。
・減量後の新しい人生を栄養豊かで美味しい食生活とともに過ごせる。
・長寿への食事がわかる。

アトキンスダイエットは炭水化物以外は、牛肉、豚肉、チーズ、バターなど高カロリーなものでも何でも食べても良いダイエットです。

主食という概念のなりアメリカ人には、たいへん受け入れられているダイエットです。

アトキンスダイエットは、元々は糖尿病の治療食として考えられたものです。

日本ではドクター江部のスーパー糖質制限食が有名です。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-date-201007.html

糖尿病は炭水化物が利用できない病気ですから、炭水化物を食べなければ糖尿病が治ります。

その上に、カロリー計算なしでも痩せられるので肥満治療にもたいへん有効な食事法です。

アトキンスダイエットは、最初の2週間が導入部です。

最初の2週間は糖質を総カロリーの5%以下に抑えます。糖質を糖質を総カロリーの5%以下に抑えるには、根菜類に含まれる糖質はもちろん、ヨーグルトに含まれる糖質もダメなので、たっぷりの肉類と葉野菜、チーズなどだけです。肉が好きな人には美味しいかもしれません。

アトキンスダイエットでは、ケトン体が出たら成功です。
2週間の導入期間が過ぎたら、ケトン体が検出できる範囲内で、1週間に10gずつ炭水化物を増やしていくことが出来ます。

私は2週間のアトキンスダイエットを試してみました。

・2週間で3Kgの減量に成功しました。
・糖質制限食なので、したがって空腹感が起こりません。
・心臓病、高血圧の予防効果が謳われていますが、実は体重が250キロもある人が体重を減らすと健康になるという意味です。糖質制限食が理想の栄養バランスと言っているわけではありません。

・アトキンス氏は全米心臓病協会推薦のシュガーフレークや、米国農務省制定のフードガイドが米国人の肥満や糖尿病患者の増加の直接の原因だなどと挑発するので、論争がいつまでも続きます。
・全米の医師の80%がアトキンスダイエットに反対しています。それは、アトキンスダイエットが健康な人を対象にした食事法でないからです。

・アトキンス式では便秘と睡眠障害になるので、健康な人には糖質制限食はおすすめできません。

１００グラム砂糖水断食