時々メディアでも取り上げられていた(宿題なし 定期テスト廃止)元公立中学校長と、気鋭の脳科学者のコラボ本です。

 

選手との向き合い方

指導方法、伝え方

学習プロセスにおける脳の構造

 

示唆に富みすぎてお釣りがきます♪

 

 

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麴町中学(OECD)

責任ある行動をとる力(自分で考えて、判断して、行動する → 「自律」)

対立やジレンマを克服する力(多様性を尊重し、対立、ジレンマを受け入れる「尊重→ 共通の目的で合意する」)

新たな価値を創造する力(相反する課題を新たな技術や仕組みを生み出すことによって解決する →「創造」)

 

当事者意識のない日本人

日本で教育を受けた若者の多くは「自分のことを社会に対して責任を負う大人だと思っておらず、自分が社会や国をかえられるとも思っていないため、社会課題に対する関心も低い」

 

極端な受け身の思考回路が出来上がりやすい

 

子供に手をかけすぎる

日本の社会全体がサービス産業化してしまった

大人は子供に手をかけすぎる →自律できなくなる → うまくいかないとき誰かのせいにする

 

サービスを過剰に与えらて育った子供が課題に直面 → 「この状況を自分でどうにかしようと」と発想しない

→ ひたすら「より良いサービスを」を求め、そこでサービスがうけられないと今度は「サービスの質」に不満を言う

 

学校をおかしくしている手段の目的化

極端に知育に偏った教育

テストの点数をあげることが学校の目的と化し、できる限り知識をインプットして、解答用紙にアウトプットする力に学校が躍起になっている

本来なら、子供自らの判断で、「ここはよく理解できていないからもう一度勉強しておこう」

自発的に、必要な時だけ繰り返す 〇

教員のお節介、ダメ出し 復習を命令にかえる×

 

→子供は自分の力で学ぶことができなくなる

 

 

心理的安全性 メタ認知能力 

子供たちに「失敗しても大丈夫だよ」と伝えることが学校や親の役目ではないか

「失敗しても大丈夫だよ」という環境下(できるだけ脳が活発に動く状態)で、子供たちに積極的にトラブルを体験してもらう

→ 葛藤や失敗のネガティブな記憶をポジティブな学びにかえる メタ認知能力

 

1章 心理的安全性とは

人間は放っておくと自分に対しても他人に対しても粗探しをしてしまう生き物

子供は褒められることよりも、ダメ出しされることに敏感 → 同じだけほめれば×

 

一度否定されたことはネガティブな記憶として強固に保存され、それが自分の欠点として認識され続けることで「解釈の拡大」が起き、 回路が強固に → 自己否定の塊と化す

自信が持てず、新しいことにチャレンジする姿勢も生まれなくなる

 

個々の能力を引き出す → 心理的安全性の確保が重要 → 「否定されない環境」をチーム内につくることが肝要

「不安や恥ずかしさを感じることなくリスクのある行動をとることができるか」

心理的安全状態にあると、前頭前皮質が活発に動く(邪魔されにくい)

 

心理的危険状態 → 前頭葉の活動が停止 フォイト or フライト反応

 

・前頭前皮質

現実に沿った思考やエラー検知

意識的な注意と思考

不適切な行動の抑制

感情の調整

 

幼少期にきつく怒られる経験をたいくさんしている → 強いストレス → 攻撃モード 逃亡モードにかわりやすい

 

子供が心理的危険状態に追い込まれたら 

→ 言われていることに対して思考ができない 注意を向けられない 善悪の判断がつかなくなる

 

子供が行動や態度を改めてくれない原因が、高圧的な指導の仕方にある可能性

叱られている最中に言われた言葉はほとんど頭に残っていない

子供の気持ちが落ち着いた段階で改めて説明する

 

適度な「やらなきゃ」は脳を活動的にする

ストレスホルモンが「適量」のときは、むしろ我々の認知力や注意力、記憶定着率、集中力(収束思考力)なとが高まる

 

理想的なモチベーション「ドーパミン」

ドーパミンが分泌されるのは、「やりたい!」「知りたい!」「「実現したい!」といった、自分発信の、前のめりの強い欲求や願望を持ったときです

 

やらされている感覚が優位になった → 「この仕事にどんな意味があるのか?」「この仕事を終わらせたらどんないいことがあるのか」 →再認識する/ドーパミンをだすため

子供本人の「やりたい」「どうしたい」気持ちを無視されることが多い 学びの弊害

 

自己肯定感がストレス耐性をあげる

自分に対する自信がある →脅威や不安を感じにくくなる ← 肯定的な情報が脳に十分にないといけない

 

否定されない環境をいかにつくるか?

否定されない

自分の意志が尊重される

失敗を咎められない

他人と比較されない

できていることをちゃんと評価される

成功体験を積むことができる

自分の成長を実感できる

 

先生から受けるネガティブな指摘が親に伝わると、親もそのことに意識が向きやすくなり、追い打ちをかけるようにネガティブな情報を浴びせる。

本人もことあるごとにそのことに意識が奪われ、気が付いたら脳内は自分に関するネガティブな情報で溢れ、どんどん自信がなくなり、脅威に敏感になり、ストレスも過剰な状態になる

 

未知への恐怖 → 新しいことへの期待感

  • なにかに挑戦して成功した体験

  • 失敗しても責められなかった体験

  • 失敗から学べた体験

  • 工夫すればなんとかなった体験

 

2章 子供が安心できる環境を作る

「失敗しても大丈夫だよ」   「失敗こそが学びなんだよ」

 

1 「どうしたの?」 何か困ったことはある?

2 「君はどうしたいの?」 これからどうしようと考えているの?

3 「何を支援して欲しいの?」 先生に何か支援できることはある?

 

デンマーク協会

  1. 子供たちはあなたのものではない

  2. 子供たちはサッカーに夢中だ

  3. 子供たちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる

  4. 子どもたちから求められることはあっても、あなたから求めてはいけない

  5. あなたの欲望を子供たちを介して満たしてはならない

  6. アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはならない

  7. 子供の体を守ること、しかし子供たちの魂にまで踏み込んではいけない

  8. コーチは子供のこころになること。しかし子供たちに大人のサッカーはさせてはいけない

  9. コーチが子供たちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ

  10. コーチは子供を教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子供たち自身だ

 

求めらていないサービスを与えない

 指摘をすることが指導者の役割× ダメ出しし過ぎ

 むしろ失っていることの方が多い

  「もっといい点をとりたい」と思うタイミングを待つ◎

 教えて欲しいと思っていない子供になにかを押し付けてもオーバーフローするだけ

 

結果をほめずに、プロセスをほめる

プロセスに意識を向けさせることはメタ認知の最高のトレーニング

 

3章 メタ認知とは何か?

自分と向き合う習慣がない人ほど他責になる

 

大人の物差しを子供におしつけない

子供の物差しを否定しない

 

自己決定を繰り返させる仕組み

自分について言語化する機会を増やす仕組み

他人との比較ではなく、自分の成長に意識を向ける仕組み

 

成功した子供と一緒に浮かれて終わりではなく、「でもあの時はすごく悩んでたよね」という声かけがでいるか。

失敗した子供をただ慰めるだけではなくて、「君なりにいろいろ考えたよな。あれですごく成長できたんじゃないか」と声かけができるか。

 

ビジョン

稲盛和夫

同じ夢を見続けているとその夢はどんどん鮮明で、細かいところまでわかるようになり、ついにはカラーで見えるようになる

 

松下幸之助

目標が漠然としているときは向かないかもしれません。しかし解像度が高くなって、どうやったら実現できるかを真剣に考えだすと、自分の強みや課題、自分の信念やこだわりなどと真正面から向き合わざるを得ない状況にかならずなります。

その夢が実現しようとしまいと、自分と真摯に向き合い自分を高めていった経験は、一生の武器になります

 

その日に起きたうれしかったことを毎日尋ねる → メタ認知能力向上 自己肯定感を高める 脳内に蓄積しがちなネガティブな情報を入れ替える

 

毎日の振り返りで子供が成長できたことや嬉しかった出来事に意識を向ける → ストレス要因⤵ 幸せな気分⤴

 

4章 子供のメタ認知能力を鍛える方法

自分を知る力

自分自身をコントロールする力

自分を成長させていく力

ネガティブをポジティブに変える力

自分はこういう場面でこういう状態になりやすいということをまず知ること

自分で課題に気付き、自分なりに解決策を考える

自分事として課題に取り組み、工夫し、乗り越える → その子の一生の武器

自分に関する情報や評価を「自己否定の材料」に使うのではなく、「自分の成長の糧」に

子供を否定しない、責めない、反省させない → 心理的安全性を担保 → 思考ができ、自分の非を認めることができる

  • 相手を否定しない・現状に対してOKをだす

  • 本人はどう思ったか、どうしたいか聞く

  • (場合によっては)本人が思ったことと真逆のことを言う

  • そのうえで手伝って欲しいことがあるか聞く

→大人が意識したいのは子供に自分のありのままのを受け入れさせて、それをプラスの方向に変化させるにはどうするかを本人の力で考えてもらうことです。

 

「子供は命令しないと何もできない」 → 大人の思い込み テスト・宿題がないと子供は勉強しない 

 

ピグマリオン効果

子供が自覚していないことを他人が言語化 → 本人の自己イメージ+新しい自己イメージをインストール

「自分って実はそういう人間なんだ」 

「自分ってそういう変化をしているんだ」  

「自分のこういうところが認められているんだ」 

 

→ 本当に子供はその方向に変わっていく

自己イメージになかったネガティブな情報を大人がわざわざ言語化して伝える → マイナス方向のピグマリオン効果